少女と仲間達。
□音楽なんて聴きながら受験勉強なんてできると思ってんのかお前は!もう切りなさい!
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「…あつい」
今は夏。
セミはうるさいぐらい鳴いてる。
そして、会議中…
「いいか、祭りの当日は真選組総出で将軍の護衛につくことになる」
私はだるいーっと言って総悟の肩にもたれかかった。
「これ暑さで溶けちゃうー。アイスになーるー」
琴葉はうだうだっと文句を言う。
「間違いなく攘夷派の浪士どもも動く。とにかくキナくせー野郎を見つけたら迷わずブった斬れ。俺が責任をとる」
「マジですかィ土方さん…俺ァどーにも鼻が利かねーんで、侍見つけたらかたっぱしから叩ききりまさァ。頼みますぜ」
「おお!私も!」
「オーイみんな、さっき言ったことはナシの方向で」
土方は真顔で言った。
「それからコイツはまだ未確認の情報なんだが、江戸にとんでもねェ野郎が来てるって情報があるんだ」
土方は真剣な顔で言った。
「攘夷派浪士の中でも最も過激で最も危険な男…高杉晋助のな」