少女と仲間達。

□花見
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私はうきうきしながら同期の柴垣と廊下を歩いていた。

「今日花見するんだってー!おいしいものいっぱい♪」

「花、見ないのかよ…」

私はいーのっ!っと言ってにこにこ歩いてると…

「そーごぉっ」

目の前にすっごい眠たそうな沖田を見つけ、琴葉はどんっと沖田に突っ込んだ。

「ってェ…」
「おっはよ、総悟!」

にィっと憎めない顔で挨拶をしてくる琴葉に総悟はため息をついた。

そして、琴葉の頭をポンポンっとやった。

「今日、お花見でねー、女中さんがねたまご焼きいっぱい入れてくれるんだって!」

「そりゃよかったですねィ。」

「そんでさーさがるくん頑張って朝早く起きて場所取りしてくれてるらしいよ」

「ミントンやってそうでさァ」

柴垣はそのやり取りを後ろから見ていた。

「柴垣くんも早くおいでよ!!!おいてっちゃうよー」

琴葉は手を振った。


「……鈍感」

柴垣はぼそっと呟いた。
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