少女と仲間達。

□記憶喪失
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私はなぜか近藤さんとお妙さんの家に…

「え、ちょっと待ってなにこれ。え?は?」

ただいま何が起きてるか全然理解が出来ていない。

「何ほほ染めてんですかァ!!まさかホレたんかァ!?認めん!俺は認めんぞ!!」

「そーですよ!今は目と眉が近づいてますが、記憶が戻ればまた離れますよ!!また締まりのない顔になりますよ!!」

そして、私が悩んでる間に近藤さんはこたつから出て行ってしまった。

「あ、ちょ!!!近藤さん!?」

私も勢いよく出て行った。

「何をしてんだてめーは・・・」

「いや、あったかそうだったんでつい寝ちゃって・・・」

私はやべって顔をした。

「あの、コレお土産にハーゲンダッツ買ってきたんでみんなで食べてください」
「溶けてドロドロじゃないスか!アンタ一体何時間こたつの中にいたの!?」

「いや、私は無理やりで…すみません。」

私はお妙さんに謝った。

「あら、琴葉ちゃんは大丈夫よ〜?」

「は…はァ」

なんだかよく分からないがよかった。

「よォ、久しぶりだな。しばらく会わんうちに随分イメージが変わったじゃないか。記憶喪失を利用してイメチェンをはかりお妙さんを口説こうって魂胆か」

いや、違うだろ。

「だがそうはいかんぞ。お前なんかより俺の方が目と眉が近いもんねェェェブワハハハハ!!見てくださいお妙サン、コレ江戸中さがしてもこんな目と眉が近い奴はいないよ!!」

私はそんな近藤さんを見て呆れた。

「ストーカーをするような人は目から毛が生えてても好きになれません」

「わかった。じゃあ目より下に毛ェ生やすからどーですか!?」

「どーですかって化け物じゃないですか」

私はため息をついて銀さんをみた。

「こ、これは」

銀さんはどろどろに溶けたアイスを見た。

「なんだろう不思議だ・・・身体が勝手にひきよせられる」

「あっ!!!銀さん、甘いもの!!」

「そうネ!甘い物食べさせたら記憶が蘇るかもしれないヨ!」

私達はアイスをとりだした。

「「うらァァァァ食えコノヤロー!!」」

「ぐぼェ」

私と神楽ちゃんは無理やり銀さんに食べさせた。

「姉上ェェェ甘い物です。とにかく家中の甘い物をかき集めてきてください!」

「え?何?」

よく分かってない感じだったがお妙さんはばたばたと走って行った。

「銀ちゃん!戻ってきてヨ銀ちゃん!」
「う、う・・・ぼ・・・僕は、僕は…俺は」

銀さんの目が変わってきた!!!

-ボンッ

「え…?」

「・・・・・・姉上。なんですか?それ」

私と新八くんはおそるおそるお妙さんを見た。

「卵焼きよ。今日は甘めにつくってみたから」

…うそ、でしょ?

「いや〜〜〜なかなか個性的な味ですなこの卵焼・・・ブっ」

勝手にたまご焼きを食べた近藤さんが倒れた。

「近藤さんっ!!!」

私はすぐに駆け寄った。




「「君達は・・・誰だ?」」


「…え、うそでしょ?近藤さん」


2人とも記憶喪失。
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