少女と仲間達。
□エイリアン篇
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「はァ…これじゃぁ新作のサムうさ抱き枕買えないよー。もっと給料上がらないかね?」
私は非番で銀行に来ていた。
そしてあまり入ってない通帳を見てため息をついていた。
−バシャッ
私は音がした方向を向いた。
「え…なにやってんの?…神楽ちゃん」
そこにはお米をまいている神楽ちゃんの姿があった。
「あ!琴葉ネ!早く銀行でお米ぶちまけないと銀ちゃんが大変なことになるネ。銀ちゃんには米が必要らしいアル。」
「あー…詐欺。銀さん引っ掛かったんだ。」
私は驚かず普通に言った。
−ガシャンッ
すると、一人の男が女の人を人質に取った。
「最悪。休みの暇で仕事なの?」
私は呆れて腰にある剣に手を置いた。
だが、私はその男を見てぎょっとした。
「な…なにあれ!?エイリアン!?」
目の前には口からなにかを出している男の姿だった。
そして近くにいた神楽がそのエイリアンに蹴りを入れた。
だが神楽ちゃんはエイリアンに絡まれて捕まってしまった。
「っくそ、神楽ちゃんを離せよ!化け物!」
私はエイリアンに立ち向かった。
だがそう簡単には倒せない。
-にゅる
「っのやろぉ…離せ!」
エイリアンは私に絡まりついた。
最悪、にゅるにゅると絡まるから戦いにくい!!
-ウィーン
私はバッとドアの方を見た。
「銀さん!!」
私はやっときたかっと思って安心した。
「うわ、無理!エイリアンとか無理だから!」
「おいいい!助けろよぉぉ!!」
私はヘタれな発言をしている2人を見て呆れた。
すると…
−ドォオオン
「…神楽ちゃんと同じ傘?」
そこには一人の男が立っていた。