少女と仲間達。

□カブト狩りじゃあああ!
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「あり?土方さん。総悟は?」

私は今日朝から見ていない総悟を捜していた。

そして、前から歩いてきた土方に訊いた。

「あぁ…なんかカブトもって出かけたぞ。カブト狩りとか言ってたが」

「あー…そうなんですか。」

「あ、琴葉。とっつあんから命令があった。」

土方は煙草を吸った。

「なんすか?」

「将軍様のペットの瑠璃丸が逃げ出したから探しだしてこい、とのことだ」

私はきょとんとした。

「犬か猫ですか?」

「ちげーよ。かぶと虫だ」

私は笑った。

「何その名前!!あははーおっかしい!カブトムシに瑠璃丸ぅ?あははは」

「笑いすぎじゃね?」

お腹を抱えて笑ってる琴葉をみて土方は呆れた。

「肩、大丈夫か?」

土方はこの前のエイリアン事件の事で左肩を負傷した琴葉を気にしていた。

「ん?あーちょっと痛いですけど、まぁ左肩なんであんま動かさないんで、すぐ直りますよ!」

私はニィと笑った。

「そーかよ。まぁ、無茶はすんじゃねーよ」

そう言って土方は琴葉の頭をぽんっとやり歩いて行った。

私はぽんっとやられた頭に自分の手を置いた。

「あはは…無茶すんじゃねーよっか。」

私は困ったように笑った。
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