幻蝶の錬金術師

□T
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私達は現場に到着した。

「や、鋼の」

大佐は笑顔で鋼の錬金術師さんの前で言った。

小柄な男の子は嫌な顔をした。

私は、大佐の隣に行った。

「ん?この人は??」

大きい鎧の人が質問した。

「あぁ、この子は幻蝶の錬金術師のななし名無しだ。」

私は軽く礼をした。

「ども、エドワードさん。」

「え、俺の名前…」

エドワードはびっくりしたような顔をして私を見た。

「え?あ〜…私と同い年の国家錬金術師って聞いて会ってみたいなとか思ってて…」

「そうか。こっち、俺の弟のアルフォンス!」

エドワードはアルフォンスを指をさし紹介してくれた。

「よろしく!アルフォンスさん!」

私は手を出した。

「うん!よろしくななしさん」

「んー…ななしでいいよ!!!」

私は笑顔で言った。

「んじゃー、俺達のこともエドとアルって呼んでくれ!」

「うんっ」

よかったー。仲良くなれた!!!

「あ、あのさななし。」

エドが遠慮気味に私を呼んだ。

「ん?何、エド」

「何でおれに握手「うわぁ!!貴様…ぐあっ」なんだ?!」

エドの言葉をさえぎって聞こえて来たのは悲鳴。

声をした方を向いたらさっきの犯人だろう。

左腕の機械鎧のナイフからは鮮血がしたたり落ちている。

「仕込みナイフ…」

「大佐、お下がりください。」

リザさんが大佐を下げようとした。

だが大佐は「これでいい。」
っと言い指をこすり合わせた。

炎が男を包み、倒れた所を周囲の憲兵に取り押さえられる。

「手加減しておいた。まだ逆らうというなら次はケシ炭にするが?」


「ど畜生め…てめぇ何者だ!!」


「ロイ・マスタング。地位は大佐だ。

そしてもうひとつ――『焔の錬金術師』だ。覚えておきたまえ」
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