少女と仲間達。
□ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ
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私達はとある大使館を見張っていた。
なぜかは…
そんなの覚えてないよ。
「おい、琴葉なんもねぇか?」
「なんもないっすよ」
私は窓をぼーっと見ていただけだが。
すると…
――バアン
「爆発したよ!!!」
私は土方さんに言った。
「したよ!じゃねぇよ!!!お前どこ見てたんだよっ!!!」
ひぇー…
怖いわ。
「山崎、何としても奴等の拠点おさえてこい」
「はいよっ」
さがるくんはたーっと部屋を出て行った。
「てか、さがるんいたんだ…」
私はボソッとつぶやいた。
「天人との戦で活躍したかつての英雄も、天人様様の今の世の中じゃただの反乱分子か。この御時世に天人追い払おうなんざ、たいした夢想家だよ」
っと土方は言って、丸めた紙を後ろで寝ていた沖田に投げた。
「オイ、起きろ沖田。お前よくあの爆音の中寝てられるな」
ホントだよ。
羨ましいは…
そしてムクッと起きた総悟。
「爆音って…またテロ防げなかったんですかィ? 何やってんだィ土方さん、真面目に働けよ」
「もう一回眠るかコラ」
「おはよー総悟」
私は総語に近寄った。
「おう、琴葉。相変わらず不細工な顔してるじゃねェか。」
イラッ
「総悟君、もっかい寝ろ。一生起きんな」
私はあぁ?!と言って総語に掴みかかった。
「うるせェ…離せチビ」
「どわああああ!お前は次から…死ね!」
沖田と如月は喧嘩をして騒がしい。
「ったくあいつ等は…仲いいのか悪いのか分かんねえ」
そんな土方のぼやきも聞こえやしない。
「天人の館がいくらフッ飛ぼうが知ったこっちゃねェよ。連中泳がして雁首揃ったところをまとめて叩き斬ってやる。」
「…総悟、あの人本当に警察?瞳孔めっちゃ開いてるよ」
「琴葉、そんなこと言っちゃだめですぜィ?本当の事なんだから」
「お前ら後で覚えておけよ…」