少女と仲間達。
□ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ
3ページ/4ページ
私達はある襖の前に立ってる。
だが、出てこない。
「あっ!」
私は声を出した。
「なんでィ」
「再放送始まっちゃうよ…」
私は総語に言った。
「マジでか。土方さん、夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ」
「やベェ、ビデオ予約すんの忘れてた」
私達は無表情で会話していた。
「とりあえず、さっさと済ませやしょうぜ」
「チッ……発射用意!!」
進まないからもうバズーカを打とうとした、その時!
--バンっ
あの三人が襖を勢いよく蹴り飛ばしてきた。
「なっ…何やってんだ、止めろォォ!!」
「止めるならこの爆弾止めてくれェ!! 爆弾処理班とかさ…何かいるだろオイ!!」
銀髪の人が爆弾を持ちぎゃーぎゃー言ってる。
おいおい…
なんでめんどくさいもの持ってるの…
「おわァァァ!! 爆弾もってんぞコイツ!!」
「ちょっ待てオイぃぃぃ!!」
それをみた隊士たちは慌てだした。
「あー…土方さんあれどうにかしてくださいね」
私は土方さんに言った。
「なんで俺なんだよ」
「いいから行ってきてくだせェ。じゃないと再放送間に合わないんでさァ」
私と総悟はぐちぐち土方さんに言ってると…
「銀ちゃん歯くいしばれよォォ」
チャイナの女の子が力いっぱいに傘を振りあげ銀髪の男を吹っ飛ばした。
そして男は爆弾を空に投げた。
「……すっごーい。面白いね!あの人」
私はニコッと笑った。