少女と仲間達。

□男には蛙に触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある
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「こんのくそガキ共は…寝てる時まで人をおちょくった顔しやがって…」

そこにはアイマスクを着けて寝てる沖田とその肩にもたれかかって寝ている琴葉がいる。

そして私達に刀をつつく

「うーん…ってなにしてんすか。いい天気だから寝させてよ。空気読めー、空気」

「てめーがな」

「なんだよ母ちゃん今日は日曜だぜィ。ったくおっちょこちょいなんだから〜」

「違うよ、総悟。今日土曜日!!」
「今日は火曜だっ!!!」

私達は安定のボケをして土方はそれを迷わず突っ込む。

そして、土方は琴葉と沖田の胸倉を掴んだ。

「てめーらがこうしてる間にテロリストが乗り込んできたらどーすんだ?仕事なめんなよコラ。」

「俺がいつ仕事なめたってんです?俺がなめてんのは土方さんだけでさァ!」

「右にー同じくっ」

私はぶわっと右手を挙げた。

「よーし、お前ら剣を抜けえぇええ」

すると…

−ガツンッッ

「仕事中に何遊んでんだァァァァ!!お前らは何か!?修学旅行気分か!?枕投げかコノヤロー!!」

近藤さんが私達をげんこつした。

「いったー…」

そして…

−ゴンッ

「お前が1番うるさいわァァァ!!ただでさえ気が立っているというのに!」

「あ、スンマセン。」

そう、今護ってる蛙じゃなくって…天人。

「まったく役立たずの猿めが!」

私はじーっと睨んで…

「うるせえええよ!こっちは嫌いな蛙を護ってるんだよ!!お前なんか車に轢かれて…むごっ」

「ちょ、聞こえまさァ…大人しくしろィ」

総悟は私の口を手で塞いだ。


「…幕府の高官だかなんだか知りやせんがなんであんなガマ護らにゃならんのです?」

「総悟、俺達は幕府に拾われた身だぞ。幕府がなければ今の俺達はない。恩に報い忠義を尽くすは武士の本懐!真選組の剣は幕府を護る為にある!」

私はまだ口をふさがれた状態だ。

「だって海賊とつるんでたかもしれん奴ですぜ。どうものれねーや。ねェ土方さん?」

「俺はいつもノリノリだよ。」

「むごっ!!…ぶはっ、死ぬかと思った」

私はげほんっと咳をした。

「アレを見なせェ。みんなやる気なくしちまって…山崎なんかミントンやってますぜ、ミントン。」
「山崎ィィィ!てめっ何やってんだコノヤロォォォ!!」

その光景をみた土方は山崎の元へすごい速さで追っかけた。

ご愁傷様。さがるん…
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