少女と仲間達。

□男には蛙に触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある
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「おっ、いいとこに来やしたねェ琴葉。」

私は総悟に話しかけられた。

「いや、絶対変なことたくらんでるよね」

私はそう言いながら総悟の元へ行くとそこには総悟が禽夜をくくりつけその下で火を焚いていた。

「えっ…ちょとー…総悟?これは」
「大丈夫でさァ、死んでねェから」

そーゆう問題ではないかな?

「…ぷっ。私にも薪ちょーらい」

そう言って総悟はふっと笑い渡してくれた。

「何してんのォォォォ!お前ら!!」

そう、いい感じなタイミングで土方さん登場。

「大丈夫ですよ、死んでません」

私はニヤニヤとどんどん薪を入れてった。

「土方さん。俺もアンタと同じでさァ。」

総悟は薪を入れながら喋り出した。

「早い話真選組にいるのは近藤さんが好きだからでしてねぇ…でも何分あの人ァ人が良すぎらァ。他人のいいところ見つけるのは得意だが悪いところを見ようとしねェ。」

「……」

「俺や土方さんみてーな性悪がいて、生意気な琴葉がいて…それで丁度いいんですよ、真選組は。」

「ちょ、生意気ってなんなのよー」

私はちょっとむすっとなりながら薪を蛙の口に無理やり入れた。

「むごっ」

「フン。…あーなんだか今夜は冷え込むな…。薪をもっと焚け総悟、琴葉」

「「はいよっ!」」

っと、その時…

「天誅ぅぅぅ!!」
「奸賊めェェ!成敗に参った!」

「おいでになさった♪」

私はにこーっと笑い剣をとりだした。

「派手にいくとしよーや。」

「どけェ幕府の犬ども!貴様らが如きにわか侍が真の侍に勝てると思うてか!」


「うっさいなー…この性悪と生意気な人がいるんだぞー!最強なんだよッ!!にわかじゃないんだよ!!なめんなよ!イモ侍を!!」

琴葉のまぬけな決めゼリフにその場にいた土方や沖田はずっこけた。

「いや、間違ってねェよ?けど、もうちょっとカッコよく言えよ」

「いやー…見事でさァ」

私はえ?どったの?って皆を見た。


「まったく喧嘩っ早い奴らよ。」

「近藤さんっ!!」

私は近藤さんを見て元気が出た。

「トシと総悟と琴葉ちゃんに遅れをとるな!!バカガエルを護れェェェェ!!」

私達はその合図に仲間を引き連れて走った。


「仲間は最高だ、ばーかっ!!!」
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