少女と仲間達。
□煉獄関
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−ある日
煉獄関近くの通路に私達はいた。
「敵さんも尻尾はなかなか出さねーや
ザコをやったって何も出てこねーし」
「つまんない…弱いし」
私は棒付きキャンディーを食べながら言った。
−ザッ
「?」
「オフの日まで仕事とは ご苦労だな糞ガキ共」
土方さんだった。
「最悪っ」
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「さぁさぁ遠慮せずに食べなさいよ」
なぜか銀さんを迎えてファミレス。
「何だこれ」
「すまねェ旦那
全部ばれちまいやした」
「ごめんね、銀さん」
「いや、俺が言ってんのはカツ丼のことなんだけど」
「これはカツ丼土方スペシャルだ」
銀時は目の前に出されたかつ丼を見た。
「こんなスペシャル誰も必要としてねーんだよ」
うん、私も思うよ…。
「オイ姉ちゃん、チョコレートパフェ一つ!」
「あぁ、私も!スペシャル苺ショートケーキとミックスジュース!!」
「どんだけお前頼むの!?」
いや・・・・
おいしそうなんだもん。
「お前らは一生糖分とってろ。どうだ総悟、ウメーだろ?」
「スゲーや土方さん。カツ丼を犬のエサに昇華できるとは」
私はぶっと吹きだした。
「奢ってやってるのに、なんだこの敗北感。
それより本題だが
こいつらバカに言われたことは全部忘れてくれ」
私は来たケーキをほおばった。
「んだ、オイ。都合のいい話だな」
そんな会話を気にせず幸せそうにほおばる。
そして、ヘタに動けば真選組は潰されるなど2人で話し合っていた。
そして、銀時はかつ丼に鼻くそを入れた。
だがまだ早ェ。腐った実は時が経てば自ら地に落ちるもんだ・・・てゆーかオメー土方スペシャルに鼻クソ入れたろ。謝れコノヤロー」
私はバカにしたように笑った。
「大体テメーら小物が数人はむかったところでどうこうなる連中じゃねェ。下手すりゃウチも潰されかねねーんだよ」
そんな土方さんはかつ丼を食べてる。
それ…大丈夫なの?
「土方さん、アンタひょっとしてもう全部つかんで・・・」
「近藤さんには言うなよ。あの人に知れたらなりふり構わず無茶しかねねェ。天導衆って奴ら知ってるか?」
私はまだパクパクと食べていた。
そして一向に進んでない銀さんのパフェを狙った。
−バシッ
「あだ」
「人のものを食べない!」
私は銀さんに叩かれた手をなでて…
「お姉さん!苺スペシャルパフェ追加!!!」
「お前話訊いてんのかああああ」
土方の突っ込みが店内に響いた。