少女と仲間達。

□エイリアン篇
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その男は神楽ちゃんの父親だったらしい。

そして親子でぐちぐちと言いあっていたので私はふらっと外に出た。

「あり?どったんですか、皆さん勢ぞろいで…」

私の目の前には真選組の皆様。

「あり?じゃねェよ。なんでおめェがいんだよ」

「いいじゃん。今日非番なんだもん…」

「…ってことでお前今から仕事しろ」

土方さんの一言で私は固まった。

「ん?ってことでって何が…?は?嘘でしょ?」

私は絶望的だ…

――――――――

「もう、最悪でしょこれ。非番だったのになんで今見回りしてるんだ?それも私服って」

私はぶつぶつ言いながらターミナルを見回りしていた。

そして、椅子に座ってるお団子が目に入った。

「神楽ちゃん?どったの、こんなところで」

「銀ちゃんに…銀ちゃんにバイバイ言われたアル。今からパピーと一緒に故郷に帰るネ。」

私はびっくりした。

私は何も言わず神楽ちゃんの目の前にしゃがんだ。

「銀ちゃんに嫌われちゃったアルか?ご飯いっぱい食べたからアルか?よくわからないネ。」

悲しそうな顔をして言葉を発する神楽。

「…銀さんは神楽ちゃんの事嫌いじゃないと思うなー」

「なんでアルか?」

私はニコッと笑った。

「見てれば分かる!!2人ともいつも楽しそうだもん。2人で笑いあってるとき…すごい笑顔がキラキラしてる!!キラキラしてるってことは心の底から笑えてるんだよ?」

私はよいっしょっと言って立ちあがった。

「いつでも会いにおいで。友達なんだから!」

私は笑って手をひらひらとさせた。

「…また、また会いに来るアル」

私はじゃーねっと言って歩いて行った。

「…んの糞天パ何してんだよ」

私はぎゅっと拳を握った。


−ドカァァン

「爆発!?」

すると、後ろにあったテレビには神楽が乗ったのであろう宇宙船があった。

「また…エイリアンかよ!!!!」

私は走りだした。

「…また、また大切な人をなくすのはごめんだっ!!!」
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