少女と仲間達。

□カブト狩りじゃあああ!
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結局私達は銀さん達に説明をした。

「やっぱりお金がないんだ。可哀そう…ふっ」

「おい、何この子大人をバカにしてるよ!?」

私は見下すように鼻で笑った。

「…ねェ、あれ…ヤバくないですか?」

「あ?」

私はふと崖の上を見た。
そして真っ青になった。

「神楽ちゃんと総悟カブトで相撲するっぽいですよ…」

私達はヤバいと思い下から叫んだ。
だがあの2人は完全に無視。

「定春28号の仇撃たせてもらうね。お前に決闘を申し込む。」

「来ると思ってましたぜ。このときのためにとっておきの上玉を用意してたんでィ。」

「おいおいおい!!!まじでやべェよ!!琴葉!お前止めてこい!!」

私はええっと言った。

「嫌ですよ!!あの2人止めにいったら死ぬって!」

私は全力で止めた。

「お前この前の戦いはなんだったんだよ!」
「今肩故障してんだよっっ!!!!」

私達はぎゃーぎゃー言ってた。

そして、銀さんが止めに入った。

「お前ら土台になれ!」

「「「「…」」」」

まてまて…
私もか!?

仕方がなく皆土台になった。

「銀さん!!!いいよ!」

「すまねェな!琴葉!!左肩には体重かけねーようにするわっ」

私は大丈夫と言って笑った。

だがあんまり左肩に体重を掛けられると死んでしまう…


「カーブートー
狩りじゃああああ!!!」

銀さんは崖の上に登り2人を殴った。


「喧嘩するなら自分の拳でやれ!
遊び半分で生きものの命 弄ぶな
殺すぞコノヤロー!!
ミミズだってアメンボだってみんな みんな…」

−メキッ

「…みんな死んじゃったけど友達なんだ………だから連帯責任でお願いします」


銀さんはカブトを踏んでしまった。

「っざけんなよおおおお!!!この糞天パァアアア!!!」

山には琴葉の声が響きわたった。
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