企画部屋

□“光”と“影”
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自分の存在が、消えてしまう。


現実的には絶対にあり得ない、そのことに自分は怯えていた。



自分の存在を消される恐怖。

存在を主張しても、他人の視界に入らないという孤独感。





認識されていかなくなる日々。

見慣れた、相手の驚いた表情。


ズキズキと痛む胸に、気付かない振りをするのも慣れっこだ。

そうやって、日々を過ごしていった。
























―――…彼に、会うまでは。

 
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