企画部屋

□こんな日常
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あれ!?
なんかおもしろいことになってない!?


…あ、こんにちは。

私、桃井さつきです!
桐皇学園バスケ部マネージャーです!!




今、練習中なんだけどね。
練習中とは思えないくらいに静かになっちゃったの!!



なんの気まぐれか、青峰くんが本ッ当に、本当に久しぶりに練習に参加したわけだけど…。
いつも仲良い(ってか認めたくないけど付き合ってるのよね。テツくんは私のなのに!)二人が、喧嘩!?
…テツくんが大嫌いです発言しただけだけど。



でもそれは青峰くんにとってはものすごい衝撃なのかもね(笑)


んで、皆が耳を疑って手を止めたから静かになったのよねー。



…このまま別れてくんないかなぁ、なぁんて思っちゃったり?(笑)

 
「どないしたん、黒子」


あ、今吉さん早いなー。
…いや若干口元に笑みがあるのが隠せてませんけど…。



「なんかやられたのか!?」

あ、次は若松さんだー。
若松さんって、桐皇学園の唯一の良心だよねー。



「ど、どどどどどうしたの!?」


桜井くん登場ー。


どもりすぎでしょ!?
さすが気弱No.1!!




…って、こんな悠長に解説してる場合じゃない!!



 
「テツくん!なんかされたの!?」



だったら絶対に許さないわよ!青峰くん!
…あ、青峰くん石化中ー。



人間って本当に白くなるんだなー。
…写メってあとで赤司くんとかに送ってみようかな。



「大丈夫?」



ふふっ。
チャンスはとことん利用しなくちゃ意味がない!


と言うことで、ここぞとばかりにテツくんに抱き着く私。
相変わらず抱き心地いいなー。


…ちょっと変態っぽいぞ、私。






…と、そこで気付く。

テツくんの体が若干震えていると言うことに…。




「え!?テツくん!?」

チャンス!!とか思ってたけど…。
テツくんが震えるなんて!




「青峰くん!テツくんになにしたの!」

「なんやなんや、いじめられたんか、黒子」

 
今吉さん、やっぱり楽しんでましたね!
口元の笑みを隠せー!



「青峰くんなんか…」



ポツリと呟くテツくん。
固唾を呑んで見守る中、ぐっと唇を噛んだテツくんがキッと青峰くんを睨み付ける。



「大ッ嫌いです!!」


言うやいなや、くるりと反転し歩き出すテツくん。




「ちょ、待て!テツ!!」



はっと正気を取り戻した青峰くんが慌ててテツくんの腕を掴む。


 
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