企画部屋

□ずっと、そばにいます
2ページ/5ページ






PM19:12



微かに聞こえた物音に、身体を僅かに動かす。
だが身体がガッチリとなにかに捕まれているようで、自由に動かない。

目を開けても部屋が真っ暗なようで何も聞こえない。




…ピンポーン!!

間の抜けたインターホンが部屋に響いた。
ついでノック音が。


ドンドンドン!!



「テツくーん!青峰くーん!起きてー!」

寝ていることすらお見通しだ!と言わんばかりの桃井の声が聞こえた。
というかなんでわかったのだろうか。


まだ眠気でぼんやりする頭を働かせて考えるも答えは出ない。



「…ん、だよ…っせぇな…ッ!!」



苛立ったような青峰の声が聞こえた。
荒々しく立ち上がると足音を立ててドアに向かう。


 
パッと付けられた電気に目をパチパチと瞬く。



「なんだよ!」

「夕飯だから呼びに来たの。テツくーん!ご飯だよー」

「あ?もぅんな時間か」


そういえばお腹が空いたような…。

桃井と共に室内に戻り、起きた黒子に話しかける。



「飯だとよ」

「…もぅそんな時間ですか」




はふっと欠伸をした黒子に桃井がジャージを手渡す。



「ご飯のあとはお風呂だよ!」



 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ