携帯獸−Parody−

□白に落ちる赤
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「うっ……」





赤い瞳が虚ろながらも姿を現す。

ホッとしながらレッドに呼びかける。


「レッド!」

「……グリーン…?」


覚醒仕切ってない瞳が俺を納めると慌てて身体を起こし俺から距離を置こうとする。

すかさず俺はレッドの怪我をしている手首を取った。


「……っ。離してっ」

「嫌だ。理由を話すまで離さない」

「…嫌だっ!離して!離してよ…!」


抵抗を続けるレッドを壁に押し付けて逃げ場をなくす。



「言えよ、レッド。大丈夫だから」



ガタガタ震える身体を抱き締めると、レッドは慌てて突き飛ばした。

そしてレッドは俯いたまま震える声でこう言った。







「……話すよ」
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