短編

□16.ときめく
1ページ/1ページ










今日は主税が家に泊まりに来てる。

いつもは主計も一緒に来るのに何故か今日はいなかった。








「ねぇ、なんで今日は主計がいないの?」
いつも離れたりしないのに。

「あ?なんだよ、俺だけじゃ不満な訳?」

「べ、べつに不満だなんて言ってないでしょ」

いつもより低い声で言ってくるからきっと私の顔は赤くなってる。



「そんなことより風呂入ろうぜ」

「入ってくれば?」

「いやいや、名無しさんも一緒に」


何を言い出すんだこの馬鹿は。
「やだ!」
普通に無理でしょ!


「ひゃっ!」

拒否したのに主税は私を抱き上げて風呂場へと歩き始めた。

「いーだろ?たまにはイチャイチャしようぜ」


「…………わかった。でも変なことしたら家には入れないから」

「………………だめ?」

「……………」
主税があまりにも可愛く聞いてくるので返事ができなかった。

「…わかったよ。お前が嫌がることはしたくないし。我慢する」

残念そうな顔をした主税に少し申し訳なくなるけどここを譲るわけにはいかなかった。




































私がお風呂から上がってソファーでくつろいでいると後から上がった主税が私の隣に腰をおろした。



私がふと顔を上げて主税を見ると上半身裸の主税が私の目に写った。



その身体はとても引き締まっていて毎日剣の練習をしているということが一目でわかった。



私はその姿を見て不覚にもかっこいいと思ってしまった。















(ギュッ)
(うお!なんだ?急に抱き着いてきて?)
(主税かっこいい…)
(…//////)


















四巻の表紙がかっこよすぎるという話(^o^)/
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ