BOOK

□Between the sheets
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真っ白でピンと張られたシーツ

シワひとつなく角のたった枕カバー


それらは私を非日常の世界へといざなうアイテムたちだ…


今日も私はそんなアイテムに囲まれながらホテルからの眺望をぼんやりと眺めていた。


「何…考えてるの?」


シャワーを浴びたばかりのチャンソンの身体には雫が滴り落ちている。

そのしなやかな身体から伝う雫を私は胸からウエストのラインに向かってそっと拭った。

チャンソンはビクッと身体を反応させると私の唇を奪った。


突然の熱い口づけにも私は動揺する事はない。


チャンソンのキスは


いつも…激しくて


いつも…私の頭を空っぽにさせる



「服が…」

チャンソンから移った雫が私の服を濡らした。


「じゃあ…脱いで…」


そう言うと熱い眼差しで私を見つめた

チャンソンの声はいつも私に魔法をかける。


いつもなら出来ないような事も彼の声を聞くと大胆になれるから・・・


上着を脱ぐと気持ちまで軽くなった気がした


私はチャンソンの視線を感じながらゆっくりと服を脱いだ


チャンソンに見られているだけで私の身体は淫らに反応してしまう

軽く呼吸を乱しながらすべてを脱ぎ捨てた私は上目遣いにチャンソンを見つめ、自ら唇を合わせた。


「ヌナは背が高いからキスしやすいね…」


「彼女はつむじしかみえないんでしょ?」

私は軽く笑った。


「そんな事より…」

そう言ってするりと私の後ろに回るとチャンソンは私の首筋にそっと舌を這わせた。

私は大きく身体を反らせた


「ん…っ…」

漏れ出す吐息と共に身体を震わせた。


「ヌナは…ここが感じるんだよね…?」


何度も快感の波が私の身体中をかけめぐると
部屋中に淫らな音が響き渡る


「ほら、ちゃんと立って…」


チャンソンに寄りかかっていないと立っていられなくなった私はたまらずに抱きついた


「もう我慢できない…」


そう言ってチャンソンをベッドへ押し倒した


私はチャンソンの上にまたがると、チャンソンを見下ろした


大きな瞳をうるませて私を見つめている


私はチャンソンを受け入れると何度も押し寄せる快楽に我を忘れ酔いしれていた……
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