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□Between the sheets Part3
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「今日、泊まっていってよ…」


俺は名無しさんさんの下着に手をかけながら言った

ホックを外すと名無しさんさんの胸が露わになり俺はそのふくらみに唇を寄せた


「んっ…はあっ…!」


名無しさんさんの甘くよがる声が俺を更に興奮させる


「もっと名無しさんさんのやらしい声聞かせて…

この前は我慢して声も出せなかったでしょ…?」


俺は再会した日の事を思い出して気持ちが高揚していた

あんな…いつ誰が来るかも分からない様な場所で俺達は愛し合ってしまった


あの時はもう自分の立場も周りさえも何もかも、どうでも良かった

ただ俺の目の前に名無しさんさんがいてくれればそれで良かった


「だめよ…泊まれないわ……」


名無しさんさんは荒い息遣いを繰り返しながら腰をくねらせた


「どうして…?あの男が待ってるから…?」


「そうじゃない…

それにあの人は私の事なんて待ってないわ」


そう言うと名無しさんさんは軽く笑った

俺は名無しさんさんの笑顔の意味がよく分からなかった


「こんな時にあの人の話なんてしないで…」


そう言うと俺をベッドに押し倒した

ベルトをはずし、チャックを下ろすと名無しさんさんの柔らかい手が俺を包み込んだ


「すごい…もうこんなに……!」


名無しさんさんはそう言って俺を見上げた


「名無しさんさんのせいだろ…?」


俺はたまらずに声を漏らした


「チャンソンの声、大好きよ…

もっと聞かせて…?」


名無しさんさんがなまめかしく腰をくねらせながら、俺を刺激する

全身が痺れて、意識がもうろうとする位快感が身体中を支配しているのに俺は考えてしまう


あの男にもこうやって歓ばせているのだろうか…?

あの男に抱かれては快楽に身を委ねているのだろうか…?


「俺…もう……!」


名無しさんさんによってとろとろに溶かされてしまった俺はたまらずに身体を震わせた


「いいよ……

我慢しないで…!」


名無しさんさんの優しい笑顔を見届けてから俺は深く果てた…
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