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□マッサージ
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私がそんな邪な事を考えていると突然チャンソンが身体を上に向けた


「も〜我慢出来ないっ!」


そう言って身体を起こした


「ごっ、ごめん!重かった?」

チャンソンは急いでおりようとした私の腰を掴むと力強く引き寄せた


こんな体勢にしないでよ!
我慢出来なくなっちゃうでしょ…!


私は心の中で叫んだ


「だから…名無しさんを食べたくて我慢出来ないの…!」


そう言って私の胸に顔を寄せた


「…チャンソンだめだよ…!せっかく疲れ…とってあげた…のに…!」


火がついてしまった私の身体は加速度を増して熱く火照ってしまった

そんな私を見透かすように妖艶な眼差しで見つめながらチャンソンは言った


「名無しさんが悪いんだからね…?
名無しさんにあんな風に身体触られたら変な気分になるに決まってるだろ…!」


そう言いながらチャンソンは私の上着のボタンをひとつずつ外していく


「でっでも…疲れてるのに…」

「それとこれとは別モンなの…!!
それに我慢する方がよっぽど身体に悪い…!」


そう言って下着姿になった私の胸元にそっと舌を這わせた


「だから名無しさんも我慢しないで…?」


そう言って私の下着を外すと床に落とした

私は心の中を読まれたような気がしてドキッとしてしまった


「だったら…優しくするって約束して…?」


そうすれば少しでも体力を温存出来るかもしれない


「そんなの無理に決まってるだろ…!!」


そう言ってチャンソンは私を抱っこするとベッドにそっとおろした


「もし名無しさんが足腰立たなくなったら俺が責任持ってマッサージしてあげるから…!
いっぱい俺を感じていっぱい俺を愛して」

そう言ってチャンソンは私に深く口づけた


私はとろける意識の中で思った


今度はもっとマッサージ上手にならなきゃ…ね?


私はチャンソンの胸の中でクスリと笑った



〜END〜
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