OROCHI
□騙されて【袁紹/妖魔】
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妖魔｢さっすが袁紹サマ｡
真の三國無双ですな｣
『ははは､よさんか｡』
(ヒゲいじいじ)
｢いやいや｡
このままいけば
三国…いえ､世界
が袁紹サマの手に!｣
『よせと言うに…』
(笑いながらいじいじ)
｢これはこれは
ご謙遜を〜
袁紹サマならば
たやすいでしょう？｣
『よせよせっ』
(いじいじいじいじ)
【ふん…袁紹も
扱いやすいこと…
このままいけば
ヨイショ計画も…
ククク…】
｢よっ!!
袁紹サマっ!!｣
『じゃあさ､じゃあさ』 (いじいじいじいじ)
｢なんでしょう？｣
『
曹操よりもすごい？』
｢え｣
『すごい？』
｢そ…｣
『すごいかな？』
｢それは…｣
『ん？ん？』
｢すごいに決まってるじゃないですかぁっ…!｣
『よさんかまったくぅ〜』
(いじいじ)
｢いやだって
曹操なんか…
下の下の下の下の
下〜の下､あたり
ですもの!!｣
『ゲロゲロ？蛙かお主は』
｢やだな〜
げのげ､ですってば｣
『なるほど
下の下か!!』
あっははは
【笑えねーよ
何がそんなに
面白いんだよ｡】
『ならば私は？』
｢は？｣
『私はどのくらいだ？』
｢えと…｣
『ん？ん？』
｢えっとですね…｣
【お前なんか下の下の
下の下の下〜の下の
下の下の下だ】
｢中の上？｣
『チュウノジョ…？』
｢あ､上の上の上の上の上の上の上ですね!!｣
『よせよせ〜』
(いじいじいじいじ)
｢もうこんなんでは
表せられないくらい
上ですものね!!｣
『よせやい』
(めちゃいじいじ)
【こんなやつを
褒め讃えるのは
気にくわないが…
これもヨイショ計
画のため…
なにより
単純で助かった。
はやし立てれば
大丈夫だしな…
ククク…】
｢よっ!袁紹サマ!｣
『やめいっ』
(いじいじ)
｢無敵袁紹サマ!｣
『よさんかぁ』
(にっこにこでいじいじ)
｢名族っ!!!｣
『よせと言うに…』
(いじいじいじいじ)
｢真の名族無s…｣
『よせっつってんだろ!!』
｢えー｣
なんかもう無理だわ
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その後､ヨイショ計画は誰にも知られぬままいつの間にか消え去っていたという｡
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