□鼻歌【司馬懿】
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  「ぼぉ-くぅら-が
  たぁだ自由でぇえ」


  「うぃ-るぁ-れた-
  あぁの頃はとうぉ
  くてぇえっ」



  「無邪気なぁあ
  笑顔だぁけーじゃぁ
  こぉの頃ーはぁあ
  過ごせないけどぉー」



  「ぼぉくぅぅらはぁ
  進んでぇ-えげふん。
  ゆぅうくぅぅっ」




  「そぉ-れ-で-もー
  進み、続けてくー」



  「ぬわーに-かうぉ-
  信じーらぁれ-る-」


  「こぉこぉ-ろがぁ、
  残ってるぅからぁー」



  「タララララララ、
  ズンズチャ、チャ、」





  「うぉ-うぉ-
  うぉぉおー…」





  「うぉうぉ-
  イェぇえェェっーイ…」




  「ふんふんふー」



  「ふんふふふん、
  ふんふ」


  「ふんふんふん-
  ふんふふふん、
  るんるるー…」



  「ティロリ-…ン。」






  「ふぅ。
  こんなんでいいか。」



  軽く息を吐いて
  身体を伸ばし、
  持っていた筆を置く。

  「次の書類は-…」




  ガサガサと
  周りの書物などを
  あさる。




――――――――

 王異「長いうえに
   かなり力の入った
   鼻歌でしたね」


 賈ク「あっははぁ!
   面白いから録っ
   ちまったよ」


 張遼「ならばYouTube
   に投稿してみたら
   いかがだろう」


 賈ク「あっははぁ!
   アンタ以外に
   黒いよね」

 王異「歌ってみた、とか
   でよいのでは」

 

 賈ク「いいねいいね」


 張コウ「しかしサビの
    僕らあたりが
    裏返ってて
    気になりました」

 王異「途中でむせて
   ましたね」


 賈ク「鼻歌にしては
   上出来だよ多分。」


 張遼「うむ。
   ハイクオリティー
   だったな。」


 王異「けどメロディー
   とか自分で歌う
   のは嫌いだわ。」


 賈ク「まあね。
   ズンズチャはない
   ね確かに。」


 王異「気持ち悪い」


 賈ク「おぉ。」


 王異「死ねばいい。」


 賈ク「あっははぁ!!
   そこまで言われた
   ら司馬懿殿立ち直
   れないよ」


  もちろん司馬懿は
  陰でこんな評論を
  されていようなど
  思いもしない。









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