長編
□立海観察
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2月1日
幸村精一
引退した3年は赤也達2年生を強くしようと今日もテニス部に来ていた。
「赤也、今日は差し入れを持ってきたよ」
「部長、差し入れっすか?ありがとうございます」
赤也は部員を集合させる。
「みんな、部長が差し入れを持って来てくれた。集合ー」
「ふふっ、赤也も部長らしくなってきたね(バカ也のくせして)」
「ほんとっすか!?」
幸村の本当の声が聞こえない赤也……正直に喜んじゃって哀れ
集まってきた部員は幸村の黒い笑顔を見なかったことにする。
「ところで差し入れってなんすか?」
「いつものとは違う特別なドリンクだよ。でも全員分ないんだよ。だから今から試合をして買った人だけにあげる」
「わかりました。おい、みんな試合をするぞー」
――数10分後
「部長!俺勝ちましたよ」
当然のこと、自称立海のエースは勝った。
「(まぁ、自称だけどね)はい、ドリンク。これを飲めば強くなれるよ」
「マジっすか!?」
何が一見すれば普通のドリンク入れ。透明の容器に入っているわけではないため何が入ってるか分からない。しかし、人を疑う事をしらないバカ也……赤也は一気にドリンクを飲み干した。
サァーと顔が青くなっていくバ、赤也。
「ゆ、幸村部長!?こ、これ何が」赤也はその場に倒れた。それはもうバターんと効果音がつきそうな倒れ方だった。
「柳に頼んで乾汁を作ってもらったんだ。味はあれだけど健康にいいものばかり入っているからね。はい、勝者はどうぞ」
そのあと立海のテニスコートには屍がたくさんころがっていたそうだ。
一言日記
テニスコートに悪魔がいました。