メイン連載

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買い物は必要最小限のものしか買わなかったため直ぐに終わった。出かけが遅かったため辺りは暗くなっていた。


「カカシさんここではお金をためるにはどうすればいいんですか?」

俺は今日買い物をしていて切実にこの世界のお金が欲しいと思った。今日買ってもらった物やこれからの生活費もゆくゆくはきちんと返したいし、なにより欲しい物ができた。この世界の武器だ。あちらの世界と違っていておもしろく、身を守るためにもぜひとも欲しい。それと、今日通りかかった武器屋で売られていた刀に惹かれた。年代物で一番高いもののようだった。


「俺欲しいものができました」


「基本的には子供ができる仕事はないよ。でも忍びは別」


「俺忍びになりたいです」
前の世界での職業。他の仕事よりは慣れている。でも俺は一応不振人物。忍びになれるかな?



「それは火影様の許可が必要だな」
やっぱり。


「明日火影様の所に連れていってもらえますか?」

ここは奥の手を使おう。




何故かあの刀がどんな事をしても手に入れたかった。それほどまでに俺は刀に惹かれていた。
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