TITLE

□ワールドイズマン
1ページ/2ページ




ワールドイズマイン




「信五、ひま」


信五《じゃーこないだできたでっかい店いく?》




突然の電話
それでも彼は怒らない

まるで私はお姫様

ワガママや無理を言っても
全然怒られない



ピンポーンと部屋のチャイムがなる



信五「いこか」


なんて涼しい顔して
一緒に歩き出す




「……」



髪型かえたの気付いてんのかな
ってゆうかお洒落してるのにお褒めの言葉もなし?
靴まで気合いいれてるのに



「ねえ」


信五「ん?」



なによ、私の言葉には三つの言葉で返事しなさいよ
気のきかない


ってゆうか右手あいてるんだけどな
あーさむい、さむいさむいさむい!



……なんて、寂しい女



「さむい」

信五「しゃーないな、これまいとき
もうすぐつくから」


なに、このマフラー
あったかいけどさ
不器用なんだから


ワガママ言ってるんだから
少しは怒ってくれてもいいのに



「……!」


信五「あっぶな、ひかれるで」




急に抱きしめられてびっくり
胸がどきどきいってる



「……こっちのが危ないわよ」






すっごい鈍感なんだから


私のワガママ嫌んなっても
知らないから、ね







END



世界で一番お姫様
そうゆう扱い心得てよね!




.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ