恋すてふ♪

□三.詩
1ページ/3ページ

生まれて初めて恋をした。加子は、高鳴る胸に新鮮さを感じていた。
しかし、相手は京の人間。すぐに帰ってしまう。そうすると、もう二度と会えない。
叶うことのない恋に、加子は寂しさを覚えた。


「最初で最後の恋、か……」


ポツリと呟いた言葉は、空に消えた。
蝋燭の火が、熱く揺らめく。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ