過去ログ

□拍手ログB
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可愛い貴方、愛しい貴方。
月明かりの下、美しいその仄白い肌を晒している。
その姿を見て、漏れる笑みを抑えられない。
だらりと延びた肢体。それはもう抵抗を諦めた証拠。私のものになった証拠。
でも……少しツマラナイ。
苦しそうに喘いでいる貴方が好きなのに。強がって痛みに耐えている貴方が好きなのに。
闇夜の静寂。聞こえるのは貴方の不安定な呼吸音。
コツコツとそこに私の靴音が加わる。
四肢は拘束具が減り込み、引き裂かれ、肉が見えている。
そこから溢れ出る体液を舐めとる。赤く紅くどす黒い液体。
貴方のものなら何でも愛しい。本当は全て食べ尽くしてしまいたい。
だけどそれは出来ない。
死んでしまった時点でそれは貴方では無いもの。
それは唯の醜い肉の塊。
そんなものに興味は無いわ。
私が愛しいのは貴方だけ。今目の前に居る貴方だけ。
覆いかぶさるように馬乗りになる。
色素の薄い、さらさらとした髪。今は血のせいで少しべたついているけど、貴方の瞳ににとても良く似合っていて、大好きだった。
髪を掴んで顔を上げさせる。
白く整った端正な顔は、痣と腫れで歪んでも、まだ美しさを保っている。
そしてその瞳。
ああ、その目が私を興奮させる。
こんなにされても屈服しない。
嘲り、蔑む瞳が私の奥を熱くさせる。

貴方を壊したい。

この衝動を抑える事は出来ない。
首にかけた手に力をこめた。
出血死なんて芸が無いもの。
私の手で逝かせてあげる。
最後の抵抗。最後の喘ぎ声。最期の音。

逝くときの貴方の顔で私をイかせて。





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