瑠璃姫は人魚姫
□プロローグ
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ROMANCEDAWNー冒険の夜明けー
ここは小さな港村
一隻の海賊船が出航の準備をする
ル「この船出でもうこの町へは帰って来ないって本当!?」
『ルフィ!』
シャ「ああ。随分長い拠点だった。ついにお別れだな。レンがいなくなるし…悲しいだろ?」
ル「うん。悲しいけどねもう連れてけなんて言わねぇよ!
自分で海賊になってレンを仲間にするんだっ!」
シャ「そうか…ってなにちゃっかりレンを仲間にするって決めてんだ!」
『え?!』
しんみりとした雰囲気の中、突然自分の話題が出たのことにレンは驚き、ルフィとシャンクスを交互に見つめる。
ル「ちゃっかりじゃねェよ!!レンは俺の仲間にするん
だ!
でも、レンはシャンクス達と一緒に行っちまうから…だから!おれが最高の仲間集めて! レンのこと迎えに行くからっ!その時には仲間になれ!船長命令だ!!」
『…ルフィっ!うん!最高の仲間
連れて、迎えにきて!待ってる!!』
ル「しっしっしっ!ったりめェだ!!」
『…じゃあ、ルフィにこれ渡す
ね!約束のお守り!私のお母様からもらった大切なネックレスだから!約束のときが来るまでずっと持ってて!』
そう言ってルフィに渡した宝物というのは、はサファイアのように綺麗で神秘的な色をした丸い玉のような物だった
ル「?これ、レンがいっつも付けてたネックレス…大切に持っとくからな!!
次に会う時は仲間だ!おれは海賊になって必ずレンを
迎えに行く!」
シャ「ルフィのくせにレンと約束までしやがっ
て!その前にお前なんかが海賊に
なれるか!!!」
ル「なる!!!おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!世界一の財宝みつけて!!!海賊王になってやる!!」
ルフィは子供とは思えないほどの真剣な顔つきでシャンクスを見つめる。すると彼は驚いたように目を見張った
シャ「ほう…!!おれ達を超えるのか
………じゃあ…この帽子をお前に預ける…
おれの大切な帽子だ」
ル「……………!!」
ルフィはパサリと大きな麦わら帽子を被りながら歯を食いしばり、涙を流している
シャ「いつかきっと返しに来い…
立派な海賊になってな」
『うぅっ…待ってるから…迎えにきてね!!っグス』
ル「レンっ!あァ!俺は海賊王になる男だ!必ず迎えに行く!」
そして少年の冒険は10年後この場所から始まる
END