瑠璃姫は人魚姫

□act.14
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ルフィ「おわあァ〜〜〜!!!レン!見ろ!!あの島で火山が噴火した!!!」







『本当ですねっ!!わたくしも新世界には来た事がございましたのですけど


偉大なる航路(グランドライン)に長く滞在していたのであまり詳しくはないのです…』






ルフィ「別に詳しくなくていいよ!!先が見える冒険なんてつまんねェだけだ!!!」







『ふふ、ルフィならそうおっしゃると思いました』






ルフィ「あったり前だ!!おいナミ!どっかの島に上陸するぞ!」







ナミ「だから!!よく聞いてルフィ!!!あの島は3本ある指針がどれも指してないの!!


異常な《新世界》においても異常よ!!」








ブルック「ラブーンの親族の皆様どうかお元気で〜〜〜!!!」







ルフィ「何でもいいから上陸するぞ!!だって見えてんだぞ!!?


もう指針なんかどうでもいい!!おれは早くあの島に上陸してェんだ!!


レンだって冒険したくてウズウズしてんだぞっ!!」







ナミ「無理よこれ以上近づけないっ!!


だって"火の海"よ!!?意味がわからないっ!!」








ナミが必死にそう叫ぶ中、後方からはサンジの声が聞こえてくる







サンジ「おいルフィ。残念な知らせがある。


せっかく釣ってきた深海魚…切り出した分を除いて海で全部丸コゲに」








ルフィ「ギャアアア!!」







ウソップ「魚が海で燃えたァ〜〜〜!!?」







ロビン「…レンはくれぐれも船から落ちない様にね。

貴方は巨魚ビックヒメの人魚だからあのお魚さんの様に丸コゲになってしまうわ


これはレンだけに言ってる訳じゃないわ。皆もよ」







ルフィ「そっか!レンは魚だから火の海に落ちたら大変だ!!


デッケェ丸コゲ人魚が出来上がっちまう!!!」








『ま…丸コゲ…っ!!わわわたくしその様な残酷な死に方はしたくないですっ』







ルフィ「大丈夫だっ!おれが守ってやる!!お前は安心しておれに着いて来い!!!」








『はい!わたくしはルフィにどこまでも着いて行きますっ!!!』







ウソップ「オ、オイオイ…そんな悠長に話してる場合じゃねェんぞ!船も時間の問題だ!!!」








フランキー「いや、サニーはスーパー敗けねェ!!」







ナミ「敗けなくてもおかしいでしょ!?この海!!見てあの魚の骨、骨!骨!!」








そう。今現在、航海している海には魚の骨が沢山浮いている。きっと火の海で焼かれたのであろう








ブルック「え?呼びました?」






その時だ。突然《緊急信号》の際にだけ鳴る筈の電伝虫の鳴き声が聞こえた
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