瑠璃姫は人魚姫
□act.14
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電伝虫「プォッホーーホホホ〜〜プォッホーープォッホーーホホホ〜〜」
ルフィ「おーいコレ何だ電伝虫が泣き出した!!おいどうした。ハラでも痛ェのか!?」
『辛い事でもあったのでしょうか…?この様な電伝虫様の鳴き声は聞いたことがございません…!』
サンジ「そりゃ《緊急信号》だ!!誰かが助けを求めてる!!」
ルフィ「じゃ取れば通じるのか?」
ルフィのその言葉と同時にロビンやウソップが扉を開いて入って来た
ガチャ!!
ロビン「待ってルフィ!!《緊急信号》の信憑性は50%以下よ!
海軍がよく使う"罠"の可能性も高い
出て盗聴されれば圏内に私達がいるとバレるわ!!」
ウソップ「さすがロビン。おいルフィ!ここは慎重に考えてからーー」
ロビンとウソップが忠告するも遅し、ルフィは電伝虫の受話器を取った
ルフィ「もしもしおれはルフィ!!海賊王になる男だ!!!」
『あ…ルフィ、喋られてしまいましたね(笑)』
ウソップ「早いし喋りすぎだァ!!!しかもレンは何が喋られてしまいましたね(笑)だ!!
お前がルフィの唯一のストッパー役だろォ?!止めろよ〜!!」
『…ウ、ウソップ様…その様にお怒りにならないで下さいっ……っロビン様…!!!』
レンはウソップに怒鳴られたと勘違いし、薄っすらと涙を潤ませながらロビンに向かって泣きつく。
ロビン「あら、ウソップに虐められたのね。可哀想に…」
ウソップ「ってなんでおれが悪いみてェになってんだよっ!!
別にレンに怒ってるわけじゃねェっつの!!!考え無しに電伝虫の受話器取るルフィに怒ってんだよ!」
必死に訂正するウソップはさて置き、電伝虫はというとーー…
電伝虫「助けてくれェ〜〜!!!あァ…寒い…ボスですか…!!?」
『ボ、ス…?』
ルフィ「いや、ボスじゃねェぞ。そこ寒いのか!?」
電伝虫「仲間達が…次々に斬られてく…!!サムライに殺される〜〜〜〜〜!!!ハァ…」
ルフィ「おい!!お前名前は!?そこどこだ!!?」
電伝虫「誰でもいいから助けて…ここは
《パンクハザード》!!!」