瑠璃姫は人魚姫

□act.15
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氷の土地ーー…



見事コートを奪い取ったレン達は只今茶ひげに乗りながら氷の土地を進んでいた







ルフィ「すげー音がした。サンジ達かな…」





『どうでしょう…でも、今の大きな音は只事ではなさそうですね…』





ルフィ「だな。おいワニタウロス。本当にウチの仲間の事知らねェのか?」






茶ひげ「黙れ。おれは何も口は割らん。ゼェ、ゼェ」





ルフィ「いいよ。じゃあもっと速く走れ!!」






『ル、ルフィ…ワニタウロス様も疲れておいでなのですよ。多分…』






ルフィ「そうか?」





茶ひげ「屈辱だ…こんな若僧に…ゼェ、それにしちゃ瑠璃姫は噂通り優しくて美人じゃねェか」






ゾロ「反省の色がねェなこのワニ男」






ルフィ「レンはおれのだから変な目で見んなよ!ワニタウロス!!!」





『…変な目??…変な目とはなんでしょうかロビン様…』






頭上にハテナマークを浮かべるレンは純粋な眼差しでロビンを見つめる






ロビン「…うふふ。レンはまだ知らなくていい事よ」





『そうなのですか?』





「ええ」と答えたロビンはどこまでも優しい眼差しでレンを見守っていた







ウソップ「ブルック、お前肌ねェのに寒いわけねェだろ」





ブルック「気分ですよォ!!」






ロビン「ナミ達もあの格好のまま攫われたのなら可哀相…

凍傷で手足がもげてなきゃいいけど」






ウソップ「やめろ!!!」






茶ひげに乗りながらわいわいと楽しそうに会話をするクルー達は実に快適そうだったーー…
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