瑠璃姫は人魚姫

□act.17
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シーザーの研究所正面玄関



シーザー「この…放せコノヤロー〜〜〜!!!」




「あの野郎麦わらァ!!!」




「マスターから離れろォ〜〜〜!!!」




フランキー「あれが覇気か!!すげェなルフィの奴"自然系"(ロギア)の能力者を掴んでやがる!!」





ロビン「だけど《武装色》の覇気は"実体"を捉える力。《海》や海楼石のエネルギーの様に

相手の能力を奪えるわけじゃない…!!"ガスガスの実"の実力を私達はまだ知らない…!!

それに片手にレンを抱えていてはルフィも不利な戦いになり、レンにも被害が及ぶかもしれないわ…!!」





そう、ルフィはレンを抱えたままシーザーに接近したのだ





ルフィ「"ゴムゴムの"ォ…!!"鐘"!!!!」





シーザー「うおっ!!………!!"ガスローブ"!!!」




空気中にガスを放出させたシーザーはルフィの拘束から抜け出し、距離を置く





ルフィ「うぶ!!」





シーザー「シュロロロロ…!!!さァ吸い込め!!!実験を繰り返したおれのガスの殺傷能力は……」




罠に掛かったとばかりに怪しく笑うシーザーだが、次の瞬間ルフィは躊躇いもせずにそのガスを吸い込んだ





ズルルルン!!!




「「「ええ〜〜〜!!?」」」





「ウオオ〜〜バカかあいつ!!!」




「マスターの毒ガスを全部吸い込んだァ!!!……即死だ!!!」





シーザーの部下達がそう喚く中、ルフィは吸い込んだ毒ガスを耳から排出した





ポ〜〜ッ!!




ルフィ「ふん!!」





「「「ええええ〜〜!!?」」」





シーザー「は?」



毒ガスを吸っても異常反応が起こらないルフィの様子に意味がわからないという様な表情のシーザー





ルフィ「おれあんま毒類効かなくなったのかな!ゲホ、マゼランのお陰だなァ!!」





シーザー「マゼラン?インペルダウンの毒出し男か。あんな"超人系"(パラミシア)と一緒にすんじゃあ…」





言葉を続けようとするシーザーだがそれはルフィの攻撃によって遮られる





ルフィ「"JET鉾頭棒"(ジェットメイス)!!!」





シーザー「どえェ!!!」






「「「マスタァー!!!」」」






「あの野郎よくもおれ達の"M"に」




シーザーが吹っ飛ばされたことに武器を構える部下達だが…






シーザー「手ェ出すなザコ共ォ〜〜!!!」






「え…」



「ザ…ザコ…??聞き違いか……」





ルフィ「"ゴムゴムの"ォ!!!」





ルフィの攻撃体制にシーザーは懐からカスタネットの様な物を取り出すとそれをカッと鳴らした






シーザー「"ガスタネット"!!!」





ドォン!!






「うわァ!!!」





ロビン「ルフィ!!レン
!!!」





フランキー「オイオイ、ルフィはいいとしてレンは病人だろ!!!」





爆風が晴れ、ルフィの姿は見えるがレンの姿が見当たらない




ロビン「レンがいないわっ!!」






焦るロビンの声色にシーザーは面白そうに目を細めると腕の中にいる何かを見せつける様に高らかに笑った
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