妄想特撮シリーズ

□【お試し版】味覚戦隊オイシンジャー
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★キャラクター紹介★

 主要登場人物の紹介。
 いや、なくても良いんですが、あった方が良いという奇特な方もいらっしゃるかもしれませんので。


【味覚戦隊と関係者】

ウマミレッド/淡赤 トウマ(あわか -)
 「味覚戦隊」に最後にメンバー入りした、「のほほん系リーダー」。二十歳。好物は湯豆腐。
 一人称は「おれ」。争い事を好まず、出来る限り物事を平穏に解決したい人。だが食事の幸せを邪魔する者は許せない。
 口上は「淡く広がる幸せの味」。


シオミブルー/青海 ヨシオ(おうみ -)
 「味覚戦隊」に最初からいる、「クール系天然ボケ」。二十歳。好物は塩鮭。
 一人称は「オレ」。出来る限り皆をまとめようとするがやる気が空回るタイプ。食事に関心を抱いていないように見せかけて、一番味に煩い人。
 口上は「命を支える大切な味」。


サンミイエロー/橘黄 コウサン(たちき -)
 「味覚戦隊」に二番目にメンバー入りした最年長の「真面目系ブレイン」。二十七歳。好物はレモンピール。
 一人称は「僕」。恐らく唯一まともな人間のツッコミ役で、苦労が絶えず胃薬のお世話になっている。食事は「皆で楽しく」がモットー。
 口上は「箸を進める刺激の味」。


アマミピンク/桃糖 スアマ(とうどう -)
 「味覚戦隊」にトウマの直前に入った最年少「癒し系大食漢」。十八歳。好物は同じ名前を持つ寿甘。
 一人称は「あたし」。甘い物であればケーキのワンホールは一人で軽く平らげられるが、太らない。食事は美味しい物(好物)が一番だと言ってはばからないタイプ。
 口上は「動き生み出す安心の味」。


ニガミブラック/薬黒 ニガク(やくろ -)
 「味覚戦隊」にコウサンと同時期に入った「ドS腹黒専属医」。二十六歳。好物はゴーヤチャンプル。
 一人称は「俺」。コウサンの胃痛の最大の原因だが理解した上でやらかしているので始末が悪い。食事は食べられるだけ有難いと思っている為、好き嫌いには厳しい。
 口上は「危険知らせる本能の味」。


朱辛 チカラ(あかのと -)
 十七歳。好物は麻婆豆腐。
 一人称は「ボク」。トウマの事を「兄ちゃん」と呼び慕う大型犬系弟キャラ。食事は大切な人が作ってくれた物が何よりのごちそうが信条。


レセプター (Receptor)
 「味覚戦隊」をサポートする、見た目ロップイヤーにしか見えない異世界人(ウサギ?)。好物はニンジン。
 この世界の「食事と幸せ」を研究する為にやって来たが、外見があまりにも違うので今一つ理解できていない。
 「ぼくと契約して、食事を守る戦士になってよ!」と言ったかどうかは定かではないが、「味覚戦隊」を集めた張本人(ウサギ?)




【ディスアゲウシア】
 敵組織。Dysgeusia=「味覚異常」とAgeusia=「味覚障害」の造語。
 「食の楽しみ」、「食事の意味」を世界から消そうと企む異世界人達の一団。


アンティート (Anti eat)
 ディスアゲウシア首領。性格は冷徹そのもの。一人称は「ぼく」、「我」、「余」。
 全ての「味覚」を持たない為、食事の意味を見出す事が出来ず、食事=生命維持に必要なだけの行為としかとらえていない。その為「食事を楽しむ」感覚が分からず、殊更「食事」に重きを置くこの世界から「食事の楽しみ」を奪ったらどうなるのかと言う興味から侵略を開始した。
 本当は誰よりも「食事の楽しみ」を知りたいと思っている。


サプリメント (Supplement)
 ディスアゲウシア幹部その一。二十歳前後の外見を持つイケメン頭脳系幹部。ツンツン。一人称は「私」
 「塩味」と「痛み=辛味」を感じない為、栄養摂取は全てサプリメントで済ませている。薬剤系味覚障害を引き起こすのが得意。


ディスオーダー (Disorder)
 ディスアゲウシア幹部その二。二十三、四前後のお色気系幹部。ただしヤンヤン。一人称は「わたくし」。
 「甘味」を感じないだけで、他の面々よりもマシなはずだが、「摂食障害」を意味する名の通り、過食・拒食など精神的な障害を起こす事を得意とし、自らもそれを繰り返している。「どうして自分がこんなに苦しい目に合わなければならないのか」と言う嫉妬から、この侵略に参加。彼女の手首は常に傷だらけ。


イルネス (Illness)
 ディスアゲウシア幹部その三。三十代に見えるマッチョ系幹部。多分組織の中では良識人。一人称は「我輩」。
 「酸味」と「苦味」を感じない武人。その為昔はよく毒殺されかかった事のある人。マッチョ系の体力勝負が得意だが、名前の通り「病気で味覚を狂わせる」事も得意。アンティートに心からの忠誠を誓い、彼の本音を見抜いている。


ハンガー (Hunger)
 ディスアゲウシアの一般兵士。意味は「飢餓」。食べ物を奪ったり調味料を丸呑みしたりとやりたい放題の人達。だけど雑魚。鳴き声は「グゥゥゥゥ」と腹の虫っぽい。




今回のゲスト敵

過剰摂取のオードバーズ
 サプリメント配下の「従僕」。名前の由来は「過剰摂取」を意味する「オーバードーズ (overdose)」から。
 「一粒でその日一日の栄養を賄える錠剤」で人間を栄養過多にする、もしくは食事をしなくても生きていけるなどと言って洗脳し、「食事の時間」を奪う作戦を展開。
 錠剤自体に強い依存性があり、この錠剤を使うと、オードバーズが倒されない限り、使用者は依存症を発症。薬物中毒状態に陥る。
 ……と言う設定があった物の。
 短編でそこまで重い設定使うのもアレだったので、今回は単なる噛ませで終了。
 外見が熊なのは、栄養の過剰摂取状態を続けさせ、最終的には人間を (季節問わず) 冬眠状態に陥らせる、と言う裏目的があったため。
 決して辰巳の中の怪人ストックが熊しかないから、という訳ではない。断じて。信じて、お願い (をい)。
 真面目な話、市販のサプリメントは人体に吸収しやすいように作られているため、「美味しいから〜」とか「ちょっと今日の食事的に××が足りないからサプリを多めに……」とかやらかすと、過剰摂取状態になる危険性が高いです。
 特にビタミン群のサプリメントの過剰摂取は、めまい、吐き気と言った、比較的軽症なものから、腎臓疾患と言った重篤なモノまでピンキリです。
 何事も適量が基本って事ですわな。


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