五色の戦士、仮面の守護

□22の神々簡易説明
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□ 愚者 (ぐしゃ)
 タロットカードで言う所の「0」。カードの意味は正位置で「馬鹿を承知で馬鹿な行動をとる」、「物欲に負ける」。逆位置で「全てが虚しくなる」「持っている物を活かせない」を意味する。
 当シリーズにおいては、「自分の世界を造る為の『下調べ』をさせる」目的で、全ての世界に「愚者の欠片」と呼ばれる自分の分身を配置。
 基本的に「愚者の欠片」と書いて「ジョーカー」……仮面ライダー剣より、相川 始を指すのだが、彼にはその自覚がない。ぶっちゃけ作中にいるイレギュラーは全て「愚者の欠片」と言うかなり無茶な解釈。
 クウガからキバまで順に言うと、「薔薇のタトゥーの女」、「警視総監 (@ Project G4)」、「神崎優衣 (@ ミラーワールド)」、「スマートレディ (@ パラダイス・ロスト)」、「ジョーカー (相川始)」、「立花藤兵衛 (@ 七人の戦鬼)」、「田所修一」、「ジーク」、「ナイト (@ 魔界城の王、not 彩塔家面々)」。ディケイド以降が存在しないのは、「ディケイド」に登場する世界が多数あるため、「W」は全編通して「始まりの地」設定だと考えている為。
 「愚者」に「世界の侵略」をする気は無く、ただ「面白ければそれで良い」と言う考え方の下で行動している。その為、今現在「愚者」の本体は辰巳オリジナルライダーの世界にしか存在しない。後は基本放置。


□ 魔術師 (マグス)
 タロットカードで言う所の「1」。カードの意味は正位置で「積極性があり、どんどん物事を進めていける」。逆位置で「ワンマン的であり、自己反省が必要」などを意味する。
 当シリーズにおいては、「魔術師」と書いて「マグス」と読む。「マグス」とはマジシャンの語源。
 本体は、仮面ライダーディケイドより、鳴滝さん。口癖は勿論、「おのれディケイドォォォっ!」。……つか鳴滝さんが神ってショボ……げふげふ
 自分の世界を持たない代わりに、様々な世界を自分の目で見て、そこに滅びが訪れぬように干渉する存在。「世界を運営するのは、その世界の住人でなければならない」と考えている為、「別世界の人間の干渉によって、その世界の住人の判断を覆す事」を「世界の破壊」と位置付けている。
 神様なのに、他の神様の気配には鈍く、何かと言うと様々な世界を渡る「十番目」ことディケイドのせいにしたがるせいで本質的な解決から遠ざけてしまう。そもそも、本人も同じようにその世界に干渉している事に気付いていない、棚上げ親父。
 スーパーショッカーのゾル大佐と言う顔も持ち合わせているが、所詮それは本家を真似たコスプレという位置付け。考え方が考え方なので、侵略思想は存在しない。基本的には旅人気質。


□ 女教皇 (おんなきょうこう)
 タロットカードで言う所の「2」。カードの意味は正位置で「深い知識を持っている」。逆位置で「物知り顔をする事もある」などを意味する。
 当シリーズにおいては、基本的に名前すら出てこないが、設定上は「不思議少女シリーズ」、「美少女戦士」、「千年王国三銃士」など、「女の子向け特撮番組」の世界の神様。超・理論武装派。
 姿は美少女仮面ポワトリンより、神社に住む「神様」 (お爺さん)。何でもかんでも、「秘密がバレたら爬虫類にしちゃうよ?」と言って脅す、神様にあるまじき行為に及ぶ、一見すると変な爺。「女」教皇なのに男性の姿なのは、「神様には性別がない」から。
 友好関係にあるが、「終わった事は終わった事として処理。重要なのは今をどう生き抜くか」と言う考え方を持っており、要請があれば力を貸す程度なので、人の行き来は少ない。味方にはその持ち前の分析力で手助けをしてくれるそうだけど、敵とみなした者には冷徹かつ理屈っぽく相手をねじ伏せる。
 また、始まりの地に関しては一切興味なし。自分の世界で手一杯。しかし、自分にかかる火の粉は全力で振り払うタイプ。
 「星」というか、エステルにとってはある意味において最大の天敵。


□ 女帝 (じょてい)
 タロットカードで言う所の「3」。カードの意味は正位置で「計画や提案」。逆位置で「机上の空論」などを意味する。ちなみにこの計画を実行するのは「4」の皇帝のカードである事が多いがそれはともかく。
 「五色」にて本体初登場。名前だけなら「生者」にも出てきた、「スーパー戦隊シリーズ」の神様。魔女バンドーラや天空大聖者マジエル、ヘドリアン女王やグランディーヌ、「五色」で出てきたスフィンクスなど、その姿は幅広い。曽我町子様率が高い気がするが、多分気のせい。
 皇帝とは仲が良く、そのせいで「侵略者」に狙われる事も多い。異次元、宇宙からの侵略者系は、本当に侵略されているが、元々地球に存在する連中は彼女が人間に与える試練の一環。人間に試練を与えるために、わざと怪物を存在させて、人間そのものを成長させようという考えを持ち、実際、彼女自身が敵として出向く時もある。
 スーパー戦隊の面々を「女帝の御使い」、「引き継いだ者」と呼んだりするらしいのだが、そんな呼び名は微塵も出ない。
 敵対するなら叩き潰した挙句爪先でグリグリと顔を踏み躙るくらいの事はしてくれる強気なおねーさん


□ 皇帝 (こうてい)
 タロットカードで言う所の「4」。カードの意味は正位置で「実行」や「発展」。逆位置で「空回り」、「成功に続く失敗」などを意味する。
 当シリーズにおいては「陛下」、「皇帝」、「御方」など様々に呼ばれているが、基本的にそう呼んでいるのはページ連中だけ。大昔に「22の神々」によるバトルファイトに勝利し、それ故に「始まりの地」を統治する権利を得た人。この伝承が、後に「皇帝の下僕」=アンデッドのバトルファイトの伝承につながる。
 仮面ライダー電王より、野上 愛理がその正体。その実の娘であるハナ (「殿下」、「皇帝の愛娘」) は、無意識の内に「神様」の力を拳に込めているので、「明瞭」における玄金への鉄拳はマジで効いているらしい。
 存在する世界の管理を「任された」と思っているため、基本的には自分で動く事はないし同居も認めているが、過度な干渉、侵略行為には躊躇、容赦、慈悲一切ナシで攻撃する。
 仮面ライダーを「皇帝に愛された子」と呼ぶのは、彼らが特に「皇帝」の力を濃く受け継いでいる存在である為。「皇帝」と言う立場上、狙われる事も多いので、基本的には「皇帝に愛された子」に任せる。
 なお、「皇帝」としての彼女は、笑顔できつい事を言い放つ。特に初期からの「下僕」であるバジリスクとスフィンクスには辛辣とか。


□ 教皇 (きょうこう)
 タロットカードで言う所の「5」。カードの意味は正位置で「教養や知識に優れ、偉大な力を示す事が出来る人」、「大きな心で慈愛に満ちている」。逆位置で「過保護に育てられて、依存心だけが強くなっている人」などを意味する。
 当シリーズには女教皇同様、名前すら出てこないが、設定上は「ウルトラシリーズ」の世界の神様であり、同じ配給会社の「アンドロメロス」と言うマイナーどころも、この神様の統治下。
 「天の声」 (=ナレーション) なので、作者は「教皇」と書いて「石坂浩二」と読んでいる。通称は「猊下」。暇潰しが結構迷惑だったり、自分の世界の住人なのにウルトラ兄弟のBMIを気にしたり、物理的な突っ込み入れたりと何かもうやりたい放題。
 基本スタンスは「誰かの記憶に残る事で、自分達の存在を証明する」であり、それを元に活動中。私達 (「22の神々」曰く、「因果律の異なる住人」) に、フィクションとしてでも良いから認識してもらう事を目的としている。その為、ある程度の手助けはするが、基本的には不干渉。
 一応、クロスシリーズ的呼び方にウルトラな方々には「光の司祭」という呼び名があるが、そもそも巨人が出ないのでその呼び名もまず出てこない。


□ 恋人 (こいびと)
 タロットカードで言う所の「6」。カードの意味は正位置で「美しく、理想的な人」や「聡明な人」。逆位置で「恋に溺れる。不純な遊びに耽る」などを意味する。
 当シリーズでは「英雄」辺りに名前が出てきたが、目立って絡んだりはしてこない。
 ちなみに正体は仮面ライダー響鬼に出てきた「身形の良い洋装の男女」。作者は「メアリーポピンズ」と呼んでいる。「恋人」の為男女一組で一柱の神様扱い。
 魔化魍は彼らの力が固まって生まれた物で、クロスシリーズ的通称は「恋妖(こいあやかし)」。だがこう呼ぶ人はやっぱり少ない。
 「始まりの地」を自分達の物にするべく、長年魔化魍や人形を使って襲っているが、どこまでも詰めが甘いためか割と阻止されまくっている。しかしそれすらも楽しんでいると言う話があるので、実際の所はそれ程本気で欲しがっているのではないらしい。「遊びの中で手に入れられたら良いな」程度。
 クロスシリーズ上、支配する世界として「DCD響鬼の世界」がある。


□ 戦車 (せんしゃ)
 タロットカードで言う所の「7」。カードの意味は正位置で「失敗してもまた挑戦して、カムバックする強さを持つ」。逆位置で「恋愛に敗れたり、悲しみを味わう」などを意味する。
 当シリーズでは「生者」のラスボス的存在。
 仮面ライダー555劇場版である「パラダイス・ロスト」の世界の菊池啓太郎の正体であり、オルフェノクを作った張本人。なお、オルフェノクはこの「戦車」の力を色濃く受け継いだ存在というのが辰巳解釈。
 オルフェノクのクロスシリーズ的呼び名は「操縦者」。
 「オルフェノクという存在を絶やさぬ事」を第一目的に据えている為、「始まりの地」のオルフェノクが死に絶えるのを憂いている。結果、彼の力を「始まりの地」に送る (追加する) 為に穴を開けたら塞がらなくなるという、「西暦二〇〇三年のトンネル事件」が引き起こされた。
 基本的に支配欲はない。単純に、自分の子供を守りたいと言う親心が強いだけ。人間と共存できるのならそれが一番良いと思っている。
 支配する世界は「パラダイス・ロストの世界」と「DCD 555の世界」の二つ。


□ 正義 (ジャスティス)
 タロットカードで言う所の「8」。カードの意味は正位置で「平等」、「正しさ」、「正当な判決」。逆位置で「身勝手な判断」などを意味する。
 当シリーズでは名前すら出てこない&今後も出てくる予定のない神様の一人。
 「ジャスティス」とは言うが、赤っぽい色をした、アス○ンさんのガ○ダムではないのであしからず。
 「THE FIRST」&「THE NEXT」の世界を支配している。正体はその世界の「死神博士」と「立花藤兵衛」。
 「どちらが正しいかを見極める事」を目的にしている為、「悪」代表の死神博士と「善」代表のおやっさん。
 常に公平である事を心がけているためなのか、「始まりの地」関連の出来事に関しては絶対不干渉。自分が干渉する事は、公平さに欠ける=自分の「正義」に悖るため、有るがままを受け入れる。
 余談だが、タロットカード8番の「正義」と11番の「力」は絵柄も意味合いもよく似ているため、時折番号が入れ替わっている事があるが、辰巳解釈的に「正義」を8番に持ってきている。


□ 隠者 (いんじゃ)
 タロットカードで言う所の「9」。カードの意味は正位置で「深慮」や「忠告を受ける」。逆位置で「崩壊」などを意味する。
 当シリーズでは仮面ライダークウガのグロンギ、仮面ライダーカブトのワーム・ネイティブなどの統制者であり、「三大干渉者」と呼ばれる、「しつこいぐらいに『始まりの地』を狙う三人組」のうちの一人。
 「明瞭」にて劇場版カブト「GOD SPEED LOVE」の世界の加賀美陸が「隠者」である事が明かされているが、彼も仮の姿の一つに過ぎない。現在は意識体としてふよふよと漂いながら、どんな手に出ようか考え中。
 クロスシリーズ的呼び名として、グロンギは「隠者の尖兵」、ワーム・ネイティブは「隠者の虫」とつけられているのだが以下省略。
 「始まりの地を手に入れて、進化の先を見ること」を目的にしていたはずが、いつの間にか「支配」そのものが目的になってしまった人。「三大干渉者」の中では比較的まともな性格だが、それでも所詮は「比較的」であり、支配欲は強い。
 支配する世界は「DCDクウガの世界」、「DCDカブトの世界」の二つ。「GSL」は「かつての出来事」である為、異世界ではない。……つまり、最低でも一度は完全支配に成功しているのだが、結局取り返されてしまった。


□ 運命の輪 (フォーチュン)
 タロットカードで言う所の「10」。カードの意味は正位置で「幸運が訪れる」。逆位置で「幸福の後の不幸」、「運命の逆転に悲しみを味わう」などを意味する。所詮人生なんてままならんものと言う事か。
 当シリーズでは「明瞭」と「英雄」において暗躍している人。しかし「白衣の変態」や「白い独裁者」、そして「紅蓮の少年」にことごとく邪魔されている。自身の部下としては仮面ライダーディケイドの大ショッカーがある。
 正体は現在伏せているが、まあ「明瞭」でその内分るかも。とりあえず生身でサタンサーベル振ってる人。ただしその格好も、その姿が気に入っているので模しているだけに過ぎない。
 「全ての世界を一つに統合し、もう一度二十二人全員で支配、管理する事」が目的なので、「始まりの地さえ無事なら、他の世界はどうでも良い。むしろ邪魔」と言う考え方を持っている。その点で、魔術師と考え方が合わない。
 ちなみに、「朱杖少年の冒険」に出てくるゴルゴム怪人は、ダロムを除いて皆彼に操られている状態。
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