人物事典

【さ】 6件

【彩塔 織戸 (さいとうおると)】

種族:ファンガイア
性別:男
別名:暴走蜥蜴、「傷だらけの金剛石、鉄壁の宝石箱の外」

彩塔 織戸(さいとう・オルト)は灰ガラスシリーズに登場する架空の存在である。
正体はエリマキトカゲの特性を持つフリルネックドファンガイア。

外見は、筋骨隆々、色黒の壮年男性。全身常に生傷だらけ。
ファンガイアとしての外見は濃い緑の体色を持ったトカゲであり、襟に当たる部分にカワセミのシルエットが入っている。

性格は豪快通り越して傍迷惑、本人は良かれと思ってやっている事も、スケールが大きすぎる為に疎ましがられている。過ぎたるは及ばざるが如しのタイプ。
家族思いなのだが、前述の性格が災いし、子供達からは煙たがられている存在。

鎧技師としての腕は彩塔家の中でも随一なのだが、本人はそう思っていないらしく、基本的には原材料調達という仕事に従事している。
その為に家族と過ごす時間は短く、物磁曰く「人生の二割程度しか顔を合わせたことがない」との事。
初登場時の年齢は五百八十歳。




【彩塔 硝子 (さいとうしょうこ)】

種族:ファンガイア
性別:女
別名:ガラスの獅子、白城の獅子、「戦場(いくさば)に立つ絶対の矛盾」

彩塔 硝子(さいとう・しょうこ)は灰ガラスシリーズに登場する架空の存在、当該シリーズの主人公の一人である。
正体はライオンの特性を持つライオンファンガイアであり、チェックメイトフォーの一人、「ルーク」。

外見は、肩線までの黒髪に黒目。線が細く、動きやすい格好を好んでいる。
また、右手にあるルークの紋章を隠す為、種々の手袋を用いてそれを隠している。
怪人態は過去のライオンファンガイアと同じだが、一応腰回りは女性らしくくびれがある。

性格はとにかく真っ直ぐ。本人はいたって常識人であるつもりだが、極度の天然ボケである。
自分が信じる物を貫き通し、その為なら暴力をふるう事は厭わない。
ただし、「命を奪う」行為は好ましく思っておらず、余程の相手でない限りは半殺し程度にとどめている模様。
幼い頃に聖守によって実母を殺害されている。

家系は鎧技師の一族。しかし硝子自身にはそのスキルはマイナスの方向に受け継がれており、工房への出禁を親類縁者全てから言い渡されている。
初登場時の年齢は六十五歳。




【斉藤 帝虎 (さいとうてとら)】

種族:ファンガイア
性別:男
別名:当代ナイト、「実らない想い、泡沫(うたかた)の夢の中で」

斉藤 帝虎(さいとう・テトラ)は灰ガラスシリーズに登場する架空の存在である。正式な姓は「彩塔」。
正体はブドウネアブラムシの特性を持つフィロキセラファンガイアであり、ファンガイア鎧技師である「ナイト」(二代目)。

外見は、軽く天然パーマが入った焦茶色の髪に、茶系統のスーツを着たサラリーマン。
ファンガイアとしての外見はやはり焦茶色をベースに、左肩から二の腕にかけて雀が並んでいるような模様が入っている。

性格は重度のシスコン。
人間社会の中で、出版社の編集として働いているため、表向きの姓はありふれた「斉藤」の字を使用しているが、実際は「彩塔」である。
異種族間恋愛の困難さを、真夜を通じて知っているため、出来る事なら妹に「異種との恋愛による悲劇」を経験してほしくないと思っている。

普段は「かんらかんら」と特徴的な笑い方をし、喋り方も「〜ですよぅ」と若干間延びしている。
鎧技師、特に結界彫刻師としての腕が非常に高い反面、戦闘力に関しては兄妹と比較して格段に劣る。
その為、戦闘においては術を用いたサポート役に徹する事が多い。
初登場時の年齢は九十九歳。




【彩塔 斗李 (さいとうとり)】

種族:ファンガイア
性別:男
別名:カマ、「秘め事を斬り裂く宵闇の刃」

彩塔 斗李(さいとう・トリ)は灰ガラスシリーズに登場する架空の存在である。
正体はカマキリの特性を持つマンティスファンガイア。

外見は、真っ赤なルージュを引いたお水系のお姉さん。でも男。どんなに色っぽい妖艶美女に見えても男。
ファンガイアとしての外見はカマキリなのに黄色メインの体色を持ち、カラスの頭を模したデスサイズを持っている。

性格はシスコンにして愉快犯。
人間社会の中ではゲイバーのママ。
異母妹である硝子を溺愛しており、コスプレをさせる一方で、余計な虫がつかないよう、自身が女らしく振る舞う事で硝子に近付く男を誘惑するあざとさを持つ。

上記の理由より、普段は女言葉で話す。一方で嫌悪の対象に対しては乱暴な言葉遣いになる。
鎧技師としての腕は高いものの、兄や弟に比べて突出する部分がない。その為、裏の稼業として情報屋を営んでおり、珍しい材料などの場所を把握、父に連絡して調達してもらう事が主。
初登場時の年齢は百三歳。




【彩塔 物磁 (さいとうものじ)】

種族:ファンガイア
性別:男
別名:駄眼鏡、ポーン、「儚さを装った強かな七色」

彩塔 物磁(さいとう・モノジ)は灰ガラスシリーズに登場する架空の存在である。
正体はウスバカゲロウの特性を持つシシーラファンガイアであり、当代の「ポーン」。

外見は、フレームのない眼鏡をかけたインテリ風の医師。目つきが悪く、口も悪いため冷酷な印象を与える。
ファンガイアとしての外見は薄桃の体色を持ち、左腿からくるぶしにかけてフラミンゴの模様が入っている。

性格は極度のシスコンにして高圧的。
気に入った存在を貶す、混乱させる、疑いの目を向けさせるなどおよそ一般的には理解し難い愛情表現をする癖がある。
人間社会の中では開業医申請をしていない開業医=モグリの医者。

生まれつき可視光領域が他人よりも広く、その為に魔力の流れや匂いの分子などが見えてしまう体質を持つ。
眼鏡は「一般的な可視光領域」だけを見る為のフィルター代わりにかけているのであって、視力が悪い訳ではない。
鎧技師としての腕は高く、主に原材料の加工技術に特化している。
初登場時の年齢は百十歳。




【サダル (さだる)】

種族:長命種
性別:男
別名:「節制の瓶」

サダル(さだる)は「一念企画」に登場する架空の存在である。

外見は、ボサボサの髪にダボダボの服を着た青年。往々にして笑顔を浮かべている。
「二十二の神々」の一柱である「節制」の配下であり、人間と同じ姿をしているが生存可能期間ははるかに長い。

性格は適当。面白ければ万事OK、ただし命が失われない事に限る。
自分が異世界から持って来たものがどう影響するかを見るのが趣味だが、先述の通り「生死にかかわる事」を厭うため、そこまで酷い事は起こさないし、起きた場合は原因を徹底的に潰す一面も持つ。
ただし、あくまで「自分が関与した事に関してのみ」であり、神々の争い事などに関しては中立の立場を貫いている。
仲の良い人物達に対しては、相手が誰であれ彼以外が使いそうにない愛称をつける癖がある。
(例:ズヴェズダ→ベツィ、ムダニステラ→ムーディ)

普段は「節制」と共に自分の住むべき世界を渡り歩いているが、時折思い立ったように「皇帝」や「女帝」などの世界へ赴いて場をかき乱す、故意あるトラブルメーカー。
一応はカミサマの部下なので戦闘力は高い。しかしそれを発揮する機会はそう滅多にないし、彼自身も発揮する機会など永遠に来なければいいのにと思っている。





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