氷帝
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届かない、だから。
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彼に私の想いが届くことはない。
彼は、皆の王子様だから。
「…好きだよ、景吾。」
私は彼に向けてそう呟く。
この言葉と想いが彼に届いてしまったから、きっと終わってしまう。
だから私は見てるだけ。
彼を見るだけで、十分だ…。
届かない、だから、好き――。
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