長いベル世界


□ミーはこれから任務なので、
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私も後に続いてフランの座っているソファとは反対側のソファに腰を下ろす



「あーとりあえず何か飲みますかー」

「あ、……どうも」



本当フランって棒読みだよね



フランはキッチンに向かう。



私って一応、客人?
いやいやこれはもしかして居候になるのか?


客人<居候


うーん……。



「あ、フラン!」

「?」



何だー呼び捨てでも反応してくれるんだー

何か、ホッとした(笑)



「わ、私も何か手伝う。これから居候になる訳だし……色々ここのこと知っておかなきゃだし……」


「………………」



え?

私何かマズイこと言った?



私の発言に何か考え事をしながらずっと私を見つめたままのフラン



「フ、フラン?」

「………それもそうですねー」



は?



「ミーには部下はたくさんいますがーメイドまだいなかったんですよねー」



え?



「良かったなー丁度いい時にメイド(仮)が来てー」



メ、メイド?
……っておい!!

しかも、
(仮)とかつけんなー!!!!



「まぁ居候ですしねー」

「な!」

「それくらいするのが当たり前ですよ」



そう言うフランは心なしかメイドが出来て嬉しそうに、親指を立てて私にナイス!と言う



「あははははっ〜」



ナ、ナイスじゃねぇーよ!!

















「てかスク先輩はめいのこと監禁するって言ってましたけどー」

「?」

「監禁ってミーの部屋から出られないってことですかねー?」



はい?


フランは私が入れたアップルティーをコトンッとテーブルに置いて話す



てか……


「スク先輩って誰?」



さっき紹介してきた人の中にはいなかったはず。



「さっきめいのことを部屋に連れ込んで殺そうとした人ですよー」

「あー!!」

「アホっぽい顔した色を黒く塗り忘れたロン毛ヘアーのー」

「ぷ」



いやいや、

それはいいすぎでしょ(笑)




あの人スク先輩って言うんだー

へぇー。


さっきのことを思い出すと、ニヤリと不適に笑う狼の笑顔を思い出す


いきなり顔近づけてきて、
本当何なよ、あいつ?

勝ち誇ったように笑って……
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