魔法少女リリカルなのは THE Night of Shadow

□第三話 Are we a well assorted pair?
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「はやて、今日は何を作ろうか」

「うーん…そうやなぁ…」

あの後、急いでスーパーに向かった
なんとか夕方の込み合う時間の前にはたどり着けた
そして、俺が車椅子を押しながら買い物カゴを持ち、はやてが食材を選びながら夕飯のメニューを考える

スーパーに居る人には俺達はどう見えているのだろうか
まぁ、俺はどう見られても興味ないが、はやてがどう思われているのかが心配だ

「今日は…そうやな…カレーとかはどう?」

「そうだな…けど、普通のカレーじゃなく、少しひねくれた奴にしてみないか?」

「ひねくれた奴?」

「例えば…肉とシーフードを同時に入れるとか」

「それは中途半端になるから却下」

「…なら…挽き肉を使ってみるのはどうだ?意外と美味いかもしれないぞ」

「それはええかもしれへんな!あ、いっそ、ハンバーグカレーにしてみるとか!」

「それも悪くないな」

「なら、半分弱は普通に入れて残りはハンバーグにしてみると言うのはどうだ?」

「あ、それええかも!」

と、このように料理の話になると、俺とはやては盛り上がるのだ
まぁ、俺は作るのはまだまだはやてに教わりながらだが…

「ほんなら…まずは挽き肉やね」

「後は…パン粉と、卵…はまだ家にあったな…で、カレールーと…」

「野菜やね」

「よし、なら行くか」

「おー!」












「はやて、なんかカゴにこっそりお菓子入れなかったか?」

「そ、そんな事無いよ!?」

「………」

俺は無言、かつ無表情ではやての眼を見つめ続ける

「…う…」

「………」

さらに見つめ続ける

「…ごめんなさい…チョコレート入れました」

「やっぱりな…」

実は俺は甘い物が嫌い…ではないが、少々苦手なのだ
まぁ、はやてが食べる分には構わないのだが…何故か俺に食べさせようとするのが結構厳しい

まぁ…嫌いとまでは行かないので普通に食べるが

「…頼むから無理矢理食べさせないでくれよ?」

「ぅぅ…解ってます…」

以前、本気で怒りそうになってしまい、はやてはかなり怯えてしまったのだった

…正直、かなり大人気なかった

「…ま、いっか」


とりあえず気にしない事にした
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