short

□ちゅー三秒前
1ページ/1ページ

※会話文
 
「ちゅーしたい」
「ちょっ…!?な、ななななんですかいきなり!!」
「動揺してる。可愛い。ちゅー」
「しませんししてません」
「えー。ケチー。顔赤いぞー?」
「それは仕様です」
「なんの仕様だよもう素直じゃないな」
「いやいやいやいや」
「?なんだよ?」
「素直じゃないとか以前に男同士でちゅーしようとか言い合ってたら可笑しいでしょ」
「別に俺は気にしない派だから」
「あー、それっぽい。変に親切だから」
「え?親切な俺も好き?」
「どんな都合のいい耳だよ」
「あれ?違ったか?」
「普通に違いますというか全然違います」
「うっそだぁー」
「イライラしかしてこないんですけど」
「ははは」
「なんでアンタみたいなのが先輩なの?」
「しょうがないじゃないか。年功順。…てことでちゅー」
「まだ忘れてなかったのか」
「忘れるわけないじゃん。こんな短時間で。…馬鹿にしてるだろ」
「馬鹿にしてますというよりもアンタの言動聞いてると馬鹿にしか見えませんけど」
「…そうか?」
「はい。少しは先輩らしくしてほしいです」
「…ふーん。…じゃー、先輩らしくなるわ」
「どうぞご勝手にぃー」
「…じゃー、狩屋」
「はぁい?」
「俺に抱きつくのヤメロ」
「…へ」
「いや、だから俺にさっきから抱きついて離れないお前の身体をどかせって」
「…」
「…」
「…」
「…狩屋ぁー?」
「…やっぱり先輩は先輩じゃなくていいですよーだ」
「お?」
「…んむー」
「…。ふーん…。…へぇー」
「…っ///ち、違いますからね!?別に先輩から離れるのがいやとかそーゆーんじゃなくて…っっ!!」
「ああ、俺から離れたくなかったんだ?かんわいーなぁ狩屋は」
「だから違うってば!!///」
「はいはい。違うんだねワカッター」
「…なにその棒読み」
「じゃー違うんならちゅーして」
「はぁ?」
「はい、三秒後にな。そしたら信じてやるから」
「ちょっ、なに言って…!!///」
「さーん、にーい、いーち…」
「ああもう、ばか!!」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ