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□拍手文
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※途中で力尽きたため未完成
※いつかあと一話ぐらい付け足す"かも"
私が所属する3年阿B組は、とても素敵なクラスです。
犬猿鳥もクラスメートとして快く受け入れてしまう程の素敵なクラスです。
担任は勿論額の角が目印の鬼灯先生。
とても厳しい方ですが、尊敬に値する御方です。
毎日ムチを片手に生徒指導にあたっていますが、金魚が好きという可愛らしい一面もあるのです。
今も保健室の白澤先生とバイオレンスな戯れをなさっていますが、本当は優しい方なのです。この間飴をくれました。
あ。白澤先生を絞めている鬼灯先生と目が会いました。
視線はコッチに向けたまま、口だけ動いています。何か言っています。
“下校時刻、過ぎてますよ。”
多分、そう仰ったのでしょう。
時計を見れば、確かに学校に居ていい時間を過ぎていました。
視線を鬼灯先生の方に戻して、「ごめんなさい」と頭を下げます。
校則厳守な鬼灯先生に見つかりました。唯では済みません。急いで帰り支度を始めます。
靴箱から校庭に出たとき、丁度縄でぐるぐる巻きにされた白澤先生を引き摺っている鬼灯先生と鉢合わせしました。
うーん、愛用のムチでしばかれるかもです。
問答無用でベシバシやられるかもです。
今すぐ逃げ出したいです。
でも、硬直している私に降ってきたのはムチではなく鬼灯先生の手の平でした。
「気をつけて帰りなさい」
すれ違い様に言われたその言葉。どうやら見逃してくれるようです。
白澤先生が、「送ってくよ!」とさっきまで気絶していた割に元気な声でそう口を開いたのですが、次の瞬間鬼灯先生に顔を踏まれていました。この二人は一体どういう関係なのでしょう。
私が不思議な眼差しで鬼灯先生と白澤先生を見ていると、鬼灯先生が私に手を払ってきたので、早く行けという意味でしょう、一礼して校門へ向かいます。
鬼灯先生に見つかったのに、お咎めがなくてラッキーでした。
しかもまさか鬼灯先生に頭を撫でられるとは思いませんでした。
気をつけて、の言葉も。
たまには遅くまで残っているのも良いですね。
3年阿鼻組、鬼灯せんせー