あい__

□今年2回目の雪の日。
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緑side




緑「んっ…」


ブルッと肌寒さに身震いをし、目を覚ました。


ふと窓を見ると、
今年初めての雪。

通りで寒いわけである。



黄「目覚めた?」


目の前にいるのは、
愛人である裸の亮ちゃん。

勿論、俺も裸。



半年前、
亮ちゃんと一緒に飲んで、酔った勢いで身体を重ねた。

こうして今に至っても、関係が続いている。



黄「章ちゃん大丈夫なん?」

緑「大丈夫やで。心配せんでー」


章ちゃんとは、俺の恋人。


俺はいつの間にか、
ヤス以外にも、亮ちゃんへ身体を求めるようになってしまった。

まぁ、世間でいう
二股というものである。


最悪やな、俺。



でも、そのスリルが快感で
何故か止めることができない。




緑「亮ちゃーん、
もっかいシよー?」


黄「んー、またぁ?
ええよ…っ、キて…?」


亮ちゃんはくすりと笑ったかと思うと、首を傾げ誘ってきた。



指を絡め、キスをしていく。

黄「ふ…っ、…んぅ」


深くなっていく口付けは、
俺をどんどんと酔わしていった。




 

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