記憶がなくなる前に
□第一章 朱雀奪還いこうぜ
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ナイン「ざけんじゃねぇぞ!ゴラァ!」
サイス「あぁぁ?やるっていうのか?!」
ナイン「やってやるよ!!」
テンの目の前には
毎度のごとく
ナインとサイスが喧嘩をしていた
今から戦争というのに穏やかなものだ
いや、これはこれで穏やかではないが……。
テン「ほんま…緊張感なくて大変やわ」
キング「お前が言うな」
コツンと拳を作り軽く小突いてきたのは
よくつるんでいるキング
テン「ナイスツッコミや、さすがおとん」
キング「誰がおとんだ、誰が…」
呆れたようにフゥーと溜め息をつくキングを横目にテンは再度ナインとサイスの方を見る
テン「もうそろそろ委員長来るなぁ〜」
キング「あいつの前で委員長なんて言ってみろ、怒るぞ」
テン「そんな怒った顔のクィーンも可愛いさかいえぇやん。それに…なんか怒られるとゾクゾk「もうわかった。黙ってくれ」えぇー」
テンの変態…キモイ発言はキングによって阻止され、テンは不満そうに頬を膨らませる
キング「どいつも緊張感がない…」
キングはポソリと疲れたように呟く
テン「もうキングなんて知らへん!わいはエースとイチャイチャラブラブしてくるわ!」
キング「え、は?」
テン「えぇぇぇすぅぅぅぅぅ!!!」
そう叫びながら
彼はエースのもとへ走る
と言っても
同じ空間にあるソファまでなんだが…
キング「……マザー…胃が痛い…」