貴方は希望を持ちえる

□第二章 青、赤、緑
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何であんなにも花びらを熱心に見ているのだろうかと思っていたら
視線に気づいた男の子は顔を見上げディアナを見つめた



「(視線に気づいたか…)こんにちわ」(ニコッ)


とりあえずあいさつをするディアナ

すると男の子は突然花びらのほうを指さしディアナに問いかける


「ねぇねぇ、あれって落ちてるしたくさんあるから別に一つくらいとってもいいよね〜?」


「え」


反応に困るディアナ



そうよね…
あんなにも落ちているのなら
1枚くらい…いいじゃないのかしら…??




常識をもっているディアナさんですが
まさかここで天然さを発揮するとは
期待を裏切りますね




「って…


 なるかぁああああああああ!!!!」



突然叫ぶディアナ

一体どうしてしまったのでしょうか?



「お嬢様=天然だと思っていたでしょう?そんな世の中あまくないのよ!!!!」


「…??おねぇちゃん、大丈夫?」

「えぇ、大丈夫よ。それにね僕、ここに落ちてある花弁は取りたかったらとってもいいわよ(ニコッ」

「え?!いいの!!やった!!」


ディアナの言葉に目を輝かせた男の子はすぐさま落ちている花弁に手を伸ばそうとした





「でも、花弁を拾ったせいで僕のお父様とお母様が(豚小屋という名の務所から)2度と帰ってこないかもしれないわね」


「クックックッ」と不気味な笑みと声をまだ幼いという少年に向けるディアナ

「!!!???うっ……ご、ごめんなさぁぁい(泣」




男の子は当然といっていいほど目に涙をためその場から去って行った

当たり前であるが…



「あら…いっちゃったわ」

当の本人は分かってやったのかそれとも知らずにやったのか…それは本人にしかわからないのである
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