+黒バス+ヴァンパイアノミネートゲーム
□命の洗濯-いのちのせんたく-
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「じゃあ今日の7時までに俺の家に来いよ。」
「はい。」
「火神っちの家初めてかも…!」
「嫌なら来んな。」
「絶対行くもん。」
黄瀬は火神に誕生日会参加に拒まれている。
その光景をポカンと見ている黒子。
しばらくすると黒子は透明人間になるように静かにその場から去った。
この空気に耐えられなくなったらしい。
黒子が去ってから10分ちょっとが過ぎた頃。
「…あれ?黒子っちは?」
「先に帰ったんじゃねぇの?」
「え!?さっきまでいたような気が…いやでもなぁ…」
「はぁ!?なんだよそれ!?」
このように黒子は紙切れのように薄っぺらい存在。
バスケをしているときは切り札的重要人物な黒子。
だが、プライベートになるといっきに存在が薄れる。
これは良い事なのか悪いことなのから自分自身でさえ分からない。
その後火神と黄瀬はそれぞれ家に帰り誕生日会の準備に取り掛かった。
火神は柄に合わない得意料理を振る舞うために台所に立った。
黄瀬は「くぅぅうぅrrrrこっちぃいぃぃいイエア!!」の練習をしている。
黒子はこの誕生日会を楽しんでくれるのか。
そんな感慨を思い浮かべたりして気づけば誕生日会の準備は終わった。
―――そして7時