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□【9】最強チーム＋α
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『ねぇー！なんでダメなの？』
「あ、1人で出歩くの以外にも、
ナツと2人で行動すんの禁止な」
『だから、なんでダメなの？！』
「なんでも、だ！」
『……ケチ！』
「ケチって…；」
プゥッとホッペを膨らまして文句をたれるアイル
何を言いあっているのかというと、ハコベ山の一件があってからというもの、ナツと行動するしないの言い合い。
グレイの監視は更に強まったようだった
(…抱き合うなんてありえねぇだろ？あああっ！考えただけでイライラするー！！)
「そんなにナツがいいのかよ…」
『え？なんて？なにボソボソ喋ってんだよ』
「…なんでもねーよ」
…グレイの様子がおかしい。
なんか変なもん喰ったのに違いない！
あ。レビィちゃん達が依頼板にいるー。仕事に行くのかなぁ？
「エバルー屋敷の一冊20万Jの仕事…誰かに取られちゃった？」
「ええ。ナツがルーシィ誘って行くっていってたわよ？」
「あ〜あ。迷ってたのになぁ…」
依頼板に向かい
がっくりと肩を落としているレビィに、マカロフはニヤリと笑い、こう告げた
「レビィ…その依頼、行かなくてよかったかもしれんぞぃ。その仕事、面倒な事になってきた。
たった今依頼主から連絡があってのぅ…
報酬を、200万Jにつりあげる。
だそうじゃ。」
「「『ににに、200万ーーー！？』」」
本一冊で討伐系の報酬並の額に、おしい仕事を逃した…とざわつく。
その中でグレイは煙草をふかしながら
「面白そうな事に…なってきたな」
何か楽しそうに含み笑いをしている
なにが面白いのか知らんが
最近のグレイは謎だ。
ミステリアスだ。
怒ってると思いきや
ニヤついたり。
…変なの。
『面白そう？じゃあ、俺も行ってきてもいい？』
「だから、ダメだって言ってんだろ！！」
『どケチ！』
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