ゴーストハント
□〜もしも〜谷山麻衣がヴァンパイアだったら!?
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まだ残暑が続く夏――
その日SPRに依頼が入った。
チリンチリン
「おっ、依頼人か」
皆何故か暇なのかSPRにそろっていた。
「すみません、ここが渋谷サイキックリサーチでいいんですよね?」
三十代半ばの男性が言った
「はい。そうです」
「こちらで奇妙な出来事について調べてくださると聞いたんですけど」
私はとっておきの笑顔で彼をソファに勧めた
ナルが読んでいた資料を置いて立ち上がり依頼人を迎えた
「それで、依頼とは?」
依頼人が言った
「はい、私の名前は本田義一と申します。私が調べてほしいのは」
そこで言葉を区切った
「私が住んでいるのは○○という地域でそこがちょっとおかしいんです」
○○は麻衣が住んでいる所の近くだ
「おかしいとは?」
「普通に夜就寝して朝起きた時閉めたはずの窓が開いていたり。それだけなら寝ぼけたとかですむ話なんですが、その時必ず首に血を吸われたような跡が残っているんです。それに次の日貧血に…」
そして首にしているでかい絆創膏を取ると、まるで何者かに血を吸われたような2つの穴があった
「しかもそれは私だけじゃなくて近所の人もなんです。何故か10〜30代の人だけ」
「それはおかしいわね」
綾子が言った
「まるで若い人を狙ってるみたいじゃない」
ナルが言った
「わかりました、依頼を受けましょう」
作業は三日後からとなった