何度でもキミを。

□3. 転入
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私は馬鹿だ。
忘れていた,自分が相当な方向音痴だということを。


『職員室どこっ!?』


どうしよう。
初日から遅刻は不味い....

私はうろうろしていると
生徒会室に着いた。


『ここで聞くしかないな。でも 朝から活動しているかな?』


まぁ とりあえず入ってみよう!
私は勢いよくドアを開けた。


「っ!?誰だ!!!」


ドアが勢いよく開けたせいか
ビックリしている。


『あの...。今日転校してきて職員室に行きたいんですが,わからなくて....?あれ.....?』


見覚えのある顔をしていた。


『もしかして...』

『「昨日の!!」』


やっぱり。
昨日の下まつげのひと!!


『昨日はわざわざありがとうございました。』

「いや 別に構わない。,当然のことをしたまでだ。それよりここの生徒だったとはな。」

『だった、 ってゆうより今日からですが....笑』

「ああ そうなのか。まぁいい。職員室の行きたいのだろう?ボクが案内しよう。」

『あ、うん。わざわざごめんね。ありがとう。』

「遠慮するな。それにしても、よく道に迷うな君は。」

『あ、あははっ。私 方向音痴なんだ...。』

「そうなのか。」


他愛のない会話をしていると職員室に着いた。


『昨日といい、本当にありがとうね!!』

「当然のことをしたまでだ。では、ボクはもう行く。」

『あっ、あの!名前教えて!!』


また、聞き逃すところだった。
危ない危ない...


「ああ。名前を言っていなかったな。ボクの名前は椿 佐介だ。」


椿 佐介...


『いい名前だね!私の名前は永瀬 日向。これからよろしくね!椿くん!』


椿は日向の笑顔を見て
顔を真っ赤にした。


『どうしたの?椿くん。顔真っ赤だけど...?』

「い、いいや、なんでもない!では ボクはこれで失礼する!」

『うん!じゃあね、椿くん!!』



私は椿くんと別れ
職員室の中へ入った。





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