猫のように

□1. 開盟学園
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はあ。
なんか初っ端から変なのに目付けられた。


『屋上行こう。そして寝るか。』



日向は
大好きなチュッパチャップスを口に含んだ。

今日はグレープ味だ。



日向はペロキャンも好きだ。
でも、ペロキャンを見るだけで
太陽を思い出すから
あの日以来食べていない。



軽い足取りで日向は
屋上へ向かった。


屋上に着くと先客がいた。



『最悪...。』



日向は恐る恐る
その人に近づくと
すーすーと寝息が聞こえた。



『寝てる?』



どうやらその人は寝ているみたいだ。


ん?
腕になんかしている..?


たしかさっきのやつもしていたな。


これは腕章?
だとしたらこの寝ている人は
生徒会とかその辺のひとか?

でも、何故こんなところで寝ている?


まあ、あたしには関係ないし。



『...ん。眩しい。』



日向は
着ているパーカーについている
フードを被った。

このフードには猫耳がついている。



ふあああああ


『眠い...。』


日向はいまだ寝ている人と
少し間をとって寝っころがった。


次第に睡魔が襲ってきて
そのまま寝てしまった。







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