短いお話

□みんなに人気者!いーざーやーくーんー
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ざわざわとさわがしい池袋。 そこには独りの情報屋がいる。
彼の情報網は量りしれないっ! なぜなら彼を愛する者たちがどこからか情報を調べ出し、彼に報告するからだ!
(ちなみに私今回折原臨也密着実況を務めさせていただく紅蓮といいます。)


「ふふふふふふふっ」
彼の名前は折原臨也。先刻の話に出てきた情報屋だ。
彼を愛する者の情報だけでなく、臨也自信の情報収集能力も相当なものだ。
「あーーーー!いざ兄じゃんっ!」
おっと、彼の妹であり彼のことを大好きな双子。九瑠璃と舞流の登場だー!
「抱」
おーっと、ここで妹の舞流よりも先に臨也に抱きついたぞ九瑠璃! さすが姉といったところかぁ!
舞流、爪を噛んで悔しがっています!
「もうっ!先にいざ兄見つけたのは私なんだからねクル姉!」
「早」
「もうっ!クル姉ったらいっつもそうなんだからっ!ねぇねぇいざ兄、いざ兄はクル姉と私、どっちが好き?」
おおっと、究極の選択を迫られましたよ臨也さん!なんと答えるのでしょうか!
「どっちが好き?そんないまさらな質問してどうするの、まったく・・・二人とも同じくらいに大好きだよ」
キザです!女の心をもてあそぶ男なんですよ臨也くんは!
ああ、九瑠璃と舞流は案の定頬を染めています。プレイボーイだな臨也くん。
おおっと、ここで臨也くん携帯を見た!どうしたんだ臨也くん!
「ああ、ごめんね。ちょっと知り合いと待ち合わせしてたんだ。もう行かなきゃいけない。ちょっと悲しいけど、これで我慢してね」
ちゅっ・・・っと九瑠璃と舞流の頬にキスをした臨也ぁ!実の兄妹にまで手を出すのかこの外道めがっ!
「う・・・うん。じゃあね、いざ兄」
「再」
九瑠璃と舞流、頬を真っ赤に染めて臨也くんへおわかれの言葉を言っている。かわいいですね!萌えっすね!
「あーうん、また会おうね」
そういいその場を去る臨也くん。さて、私も追いかけましょうか。
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